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これはカッコいい!北米専用マツダCX-50が日本で売られない理由

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■北米と日本ではユーザーの嗜好が違う

CX-50が北米専用モデルである理由には、求められるボディサイズに違いがある、ということ以上に、ユーザーの好みに違いがあることにある、と思います。

北米でもっとも売れているクルマが、フルサイズのピックアップトラックであることからも分かるように、北米ではアウトドアシーンで映える力強いデザインが好まれる傾向があり、たとえば、日本では、ミドルクラスSUVならハリアーが人気でRAV4よりも売れています。が、北米では力強いデザインのRAV4の方がハリアー(北米名:ヴェンザ)より売れています(もっとも、市場規模が違うので単純に比較はできませんが)。

日本にもランドクルーザーやプラドなど、力強いデザインのクロスカントリーモデルがありますが、これらは、もともと根強いファンの数が多いという意味での人気ですから、日本のユーザー全体の嗜好とはまた違うところの存在だといえます。もし北米と日本の好みが似ているのであれば、サファリやテラノ、ハイラックスサーフ、小型ピックアップトラックなどが姿を消すことはなかったはずです。

クルマが好きな方にとっては、CX-50はすごくカッコいいと感じるものの、日本では都会的なスタイリングや高い質感、都市部での扱いやすさが好まれる傾向があるため、市場全体でみると、CX-50は、やや「趣味性の強い」モデルになってしまう可能性があるのです。

CX-50をさらにアウトドアレジャー向きにした「メリディアン・エディション」。18インチのオールテレインタイヤの装着などオフロードシーンによく映える

マツダの魂動(こどう)デザインにワイルドなテイストが加えられたCX-50。残念ながら日本への導入予定はありませんが、充実を図るマツダのSUV商品群の今後の動向には注目です。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:MAZDA
Edit:Ogiyama Takashi



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