「健一はすごく情熱的な人だった。生まれて初めて、本気でぶつかり合った人じゃないかなぁ。健一も学校にも家庭にも恵まれなかった感じだったみたいで、そこでも共感し合えたし」
籍を入れる前に、久しぶりに実家に報告のために帰ると、「生きていてくれただけでよかった」と両親には泣かれたそうだ。
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©︎gettyimages
地元の成人式には、まだ赤ちゃんだった長女と一緒に、ド派手な格好で参列したという。
「皆、あたしだって気付いてなくてウケた。あたし、プチ整形してるしね。あとはメイクの力かな。マナだよって言ったら、びっくりされたもん」
20歳で結婚し、なおかつ子どもがいるのは、マナ以外にはあまりいなかったという。
「優越感っていう感じ? 学生時代はモテなかったけど、今はこんなに幸せなんだぞって、存分に見せつけてやったよ」
第二子もじきに授かり、出産。マナは子どもの世話は大好きだそうで、しばらくのあいだ、平穏な生活が続いていた。健一との関係も、何も文句ないものだったという。
しかし、マナの“悪癖”が再び顔を出すまでには、そう時間はかからなかった。
後編に続く。
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