【後編】幸せを手放してもやめられない。出会い系依存症シングルマザーの闇。

※この記事は取材を元に構成していますが、個人のプライバシーに配慮し、一部内容を変更しています。あらかじめご了承ください。

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「平穏な生活って、幸せなものだとは思うんだけど、あたしには物足りなくなっちゃって。20代のなかばぐらいかな。ちょっと育児が落ち着いてきたから、また出会い系を始めたの」

マナは美人で人妻。ある一定の層には人気が高いため、遊ぶ相手には困らなかった。

「でもね、ただ遊ぶだけってむなしくなってきちゃって。健一としたみたいな、熱い恋がしたいって思うようになったんだよね」

©︎gettyimages

試しに、『人妻との真剣な交際を求めている人、募集！』などとサイトに書き込んでみたところ、それでもたくさんのメッセージが届いた。

「その中でも、気になる人がいて。ちょっと年下だけど、イケメンだし、稼ぎもいいっていう、最高な感じだったの。それが二番目のダンナの亮（仮名）なんだけどね」

まさに二人は“熱い恋”をし、マナは家事・育児をおろそかにするようになった。

さすがに健一も、マナに対して激怒。ときにはマナを殴ることもあったという。

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「あたしが悪いんだけどさ、これってDVじゃない？　って亮に話したら、『俺がマナと娘さん二人の面倒を見るから、健一さんとは離婚して、再婚してくれないか』って言ってくれたの。もう、感激して泣いたね～」

泣きたかったのは健一だと思うが、亮と一緒にそのことを話すと、健一はただ一言、「もう二度と俺に関わらないでくれ」と言ったという。