それからというもの、美優はテオのマッサージを受けに足繁く通うようになった。セックスではない極上の癒しを求めに。
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時には、「テオとのセックスってどんな感じなんだろう……。どんな感覚を与えてくれるんだろう」と思うこともあった。
だが、その一線を超えてしまったら、この極上の癒しはもう味わうことができなくなるかもしれないと思い、個人的な誘いをすることはしなかった。
テオもあくまでも仕事と割り切っているようで、個人的な動きをみせることはなかった。
夫がたまに風俗に行っているのを黙認していたが、その夫の気持ちがすこしだけわかったような気がした美優だった。不倫ともまた違う、ある意味「健全なる癒しの範疇」。完全に沼にハマったな、そう感じずにはいられなかった。
Text:女の事件簿調査チーム
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