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【後編】まさか男性が…。個室のアロマオイルマッサージで「知ってしまった」新たな世界とは?

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©Getty Images

時間が経過していくと、足の付け根のリンパや臀部(お尻)、バスト周辺の結構際どい部分まで丁寧にマッサージをしてくれた。もちろん性的なサービスという主旨ではない。リンパマッサージなら当たり前のことだ。

ただ、男性的な力強さがありながら滑らかな官能的なタッチに美優はどんどん酔っていった。

セックスをしているわけではない。単なるアロママッサージのはずなのに、これだけ刺激的で癒される施術はされたことがなかった。それは、ハワイで受けた男性のセラピストとは異なりセクシャリティを感じられるマッサージだったからかもしれない。

終了時には、美優はすっかり骨抜きにされてしまっていた。ボサボサの髪を押さえながら、

「ありがとうございました。なんていうか……。今まで受けたことがないぐらい気持ちよかったです。あの、次また指名してもいいですか? お名前は?」

気がついたら、美優は名前を訊いていた。

「もちろんです、よろしくお願いします。テオといいます。あ、日本人です。ビジネスネーム。笑」

そういってテオは満面の笑みをした。



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