ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
CAR 得するクルマ生活

即効で涼しい!車内が暑いときに使えるワザ

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録
安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

今年も、いよいよ本格的に夏が始まりました。エンジンをかけてエアコンをつければ、しばらくして快適な車内温度にはなりますが、暑い夏はそのちょっとの時間が待てない!! ということで、エアコンをできるだけ早く効かせる方法をいくつかご紹介しましょう。

 

■左後席の窓をあけて、ドアを「パタパタ」

エアコンが動き始めたら、まず運転席の斜め後ろの窓(助手席の後席の窓)を開け、その後で運転席ドアをパカパカと仰ぐように開閉させます。「バタン」と閉めてしまうのではなく、開けた窓から車内の熱せられた空気を追い出すイメージでパタパタさせることがポイントです。古典的な方法ですが効果は抜群なので、だまされたと思って試してみてください。

ただ、「急いでいてドアをパカパカする時間はない」というときや、「そんなのめんどくさい」という方は、全ての窓を全開にして走りだすだけでもOK。走行風によって熱気は車外へと追い出されます。外気温に近づいたら、窓を閉めるとよいでしょう。車内温度が外気温に近づくころには、エアコンから冷風が出始めると思います。

また、エアコンは送風モードを「外気導入」にし、温度が下がってきたら、「内気循環」に切り替えましょう。内気循環は、温度が下がった空気を再びエアコンで冷やすため、効率よく温度を下げられます。ただ、内気循環にしっぱなしはNG。車内の二酸化炭素レベルが高まって、眠くなりやすくなります。また、昨今のご時勢もありますので、しっかりと車内が冷えたら外気導入に切り替え、フレッシュな空気を車内に取り込みましょう。

 

■「乗る前エアコン」なら、お悩み知らず!!

ITの進化によって、徐々に広がりを見せている「コネクティッドサービス」。このコネクティッドサービスを使えば、クルマに乗る前から、スマホでエアコンの電源を操作することが可能。国産車では、日産の初代リーフ(2010年)がいち早く搭載し、現在ではコネクティッドサービスを搭載したクルマの多くに搭載されています。

クルマに乗り込む少し前にエアコンの電源を入れておけば、乗り込んだとき、すでに車内は快適。おすすめの使い方は、乗る前エアコンの設定温度を少し高め(約30度)に設定し、クルマに乗りこんだら、好みの温度に設定する方法。エアコンのフル稼働を避けることで、余計なエネルギー消費が抑えられ、経済的かつ環境にも多少の配慮ができます。

 

■エアコンの「効きが悪いな」と思ったら

エアコンの効きが遅くなったとか、冷えた空気が出てこない、といった症状があれば、エアコンガスの不足を疑いましょう。筆者は、エアコン内部を掃除したときに、併せてエアコンガスを補充しています。整備後のエアコンからはさわやかな冷たい風が出てくるため、とても快適です。

ただ、エアコンガスの補充は、十分な知識がないと、最悪の場合エアコンを壊してしまうことにも。部品交換が必要となり、高額の出費が発生してしまいます。昨今は、YouTubeなどで、自分でエアコンガスの補充をおススメする動画が配信されていたり、DIYキットの販売ページを見かけることも多いですが、自信のない方は、ディーラーや整備工場へ持ち込んで、プロにお願いしたほうが、余計な出費を抑えることができます。

 

■まとめ

もちろん、サンシェードを使用したり、日陰を探したりするなどで、直射日光を避ける方法も効果的。多くの方法から、その時にあった方法で対処することで、カーライフはより充実すると思います。人との接触が避けられるドライブは、先行きが不安定なご時勢のなかでも楽しめる行楽のひとつ。ぜひ暑い夏もカーライフを楽しんでください。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:Adobe Stock、写真AC、NISSAN
Edit:Ogiyama Takashi



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5