いまや希少なプレミアムコンパクト
レクサスのクロスオーバーSUVである新型UXが正式発売を迎えました。このモデルはレクサスSUVの末っ子にあたり、一般的にはプレミアムコンパクトと呼ばれるクラスです。ボディサイズは全長4495×全幅1840×全高1540mm。サイズ的には十分にファーストカーになり得るユーティリティを備えます。
UXの日本デビューは2018年11月27日です。その後、2020年10月1日と2021年8月19日に一部改良モデルを投入。そして今回、2022年7月7日の七夕に新型へアップデート。見た目は大きく変わらないので、いわゆるMCモデルと捉えるべきでしょうか。
それでもレクサスが「都会派コンパクトクロスオーバーUXの更なる深化と進化」とうたうだけに、細かな造り込みも見受けられます。まず、基本ベースとして左右ドアとリヤハッチゲート開口部のスポット溶接を20カ所追加。ボディ剛性を高めサスペンションを中心にあらためてチューニング。走りの質感を全体的に底上げしました。
さらに大きく変わったのはFスポーツで、前後にパフォーマンスダンパーを装着。サスペンションは電子制御連続可変式のAVSを採用。ステアリングギアに補強ブレースを加え、スポーツ性能を高めています。
ただこう聞くと「走り好きが選ぶモデルでしょ?」と思うかもしれませんが、この手の改善はスポーツ性能と同時に“上質感”も獲得してしまうので、なかなか理解しにくいかもしれません。このあたり、腕時計のキャリバーがアップデートしたと捉えた方がわかりやすいか?
というワケで、新型UXは見た目はそう変わらず、中身は新型車レベルに向上したというのが実態でしょうか。その事実確認は試乗を終えないとわかりませんが、ニュースリリースを読む限りこんな印象。
早速、自分だけのオリジナルUXを作ってみましょう。グレード構成は4モデル。価格的には標準車がお安く、ちょい足し装備のバージョンC,スポーツ仕立てのFスポーツ、豪華装備のバージョンLとなります。
パワーユニットは2L直4ガソリンエンジンと、型式上は同形の2L直4ガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッドがあります。駆動方式は2WD(FF)ですが、ハイブリッドにはAWDの設定があります。ただし、後輪モーターの出力は7psなのであくまで低速域用。雪国では発進時に役立つでしょうが、最新のノア&ボクシーは41psもありコレには叶いません。
そんな経緯もあり、関東暮らしのワタシならハイブリッド2WDを選択。グレードは躊躇なくFスポーツを選びます。インパネも中央にタコメーターがレイアウトされカッコいいです!