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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

定番のイタリアスニーカーがレザーになって登場

僕の普段着はミリタリーやスポーツウェアっぽいものがほとんど。無意識のうちに、いつもそういうものばかり選んでいる気がします。

昔から機能を突き詰めて生まれたミニマルなデザインには目がなくて……。ビームスのアルバイト時代に出合った「SUPERGA(スペルガ)」のキャンバススニーカーもそのひとつ。なかでも定番の「2750」は、登場して90年以上も経っているにもかかわらず、いまもほとんどデザインが変わらない不朽の名作として有名です。

1970年代に入ると数多くのスポーツ選手の足元を支え、81年の全米オープンテニスでイワン・レンドルが優勝したのをきっかけに、世界中にその名が知れ渡り、その後ファッションアイコンとして若者の間に浸透。ヨーロッパでは根強い人気があり、モナコやカプリなどのリゾートを訪れると、このスニーカーを履いている人を本当によく見かけます。

ちなみに、SUPERGAにはこれとよく似た「2390」というイタリア海軍のセーラーシューズをつくっていた時期があり、タフネスなつくりも十八番。その秘密が、伝統的な「バルカナイズ製法」による底付けです。

バルカナイズ製法とは、硫黄を加えた釜で熱と圧力をかけ、ゴム底と靴本体を圧着させる伝統的な製法のこと。型くずれが少なく、底が剥がれにくいだけでなく、優れたクッション性を備えているのが特徴ですが、基本的に手作業で行われるため、多大な労力と手間がかかり、扱えるメーカーがそう多くありません。



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