【スペルガ】ローテクスニーカーの王道ブランド。プレミアムラインは知ってる？

2021.10.8 0

男にとって「永遠の相棒」といえばスニーカー。とはいえ若い頃と同じ選び方、履きこなしを続けていないだろうか？古臭いチョイスやコーディネートは、とたんに「オッサン」感を倍増させるもの。「洗練見え」する、大人の男のためのスニーカーの選び方、履きこなしの正解を伝授する。

近年、ハイテクスニーカーの人気が留まることを知らず、各ブランドからたくさんのハイテクスニーカーが発表されていますよね。しかしここは初心に立ち返って、ローテクスニーカーに手を伸ばすのもカッコイイ。ローテクスニーカーの魅力はコーデを選ばずトレンドに左右されない普遍性、というところでしょうか。

今回は、そんなローテクスニーカーを代表するシューズブランド「スペルガ」を大特集していきます！「スペルガ」ってそもそもどんなブランド？定番は？ニューモデルは？スニーカーを愛し、スニーカーに愛された皆様に、「スペルガ」を隅から隅までご紹介いたします。

ローテクスニーカーの代表格「スペルガ」

ローテクスニーカーの顔とも言えるブランド、「SUPERGA（スペルガ）」。その発祥は1911年、イタリアでタイヤなどのゴム類を使う会社としてスタートしました。1925年にゴム底のシューズを発表し、シューズブランドとしてその名を馳せるようになります。

ちなみに「スペルガ」という名前は、かつての工場が世界遺産のスペルガ聖堂の真下に位置していたため。現在も本社の屋上からは、高台にあるスペルガ聖堂が見えるんだとか。素敵すぎますね（気絶）。

そして、昨今スニーカーブランドを多く輩出しているイタリアですが、スペルガはその元祖。ヨーロッパでのスペルガ人気は根強く、モナコやカプリなどのリゾート地では、よく見かけるみたいですね（干場編集長談）。ピッティ・イマージネ・ウオモでは、ファッション関係者からも根強い支持を得ています。「これぞイタリア！」というスニーカーが「スペルガ」なんです。

抜群の耐久性はどこから？

スペルガの特徴と言えばやはりキャンバス生地。しっかりとした厚手の生地は、履けば履くほど味わいが増すのはもちろん、耐久性も抜群。スペルガが最も得意とするのがこの「耐久性」なんです。

その耐久性を実現させているのが、伝統的な「バルカナイズ製法」での底付け。この製法は、安定性の向上、型崩れの減少、底面のはがれにくさ強化など、様々なメリットがあり、靴の機能を最大限に引き出すことができるんです。スニーカー本体とゴムソールの境目を補強するために巻かれたラバーテープもいいアクセントになっていますね。

「2390」というイタリア海軍のセーラーシューズをつくっていた歴史があることも耐久性に一役買っています。ゴム会社としての歴史があるスペルガならではなのかもしれません。

「2750」は不朽の名作

各6930円／SUPERGA（カメイ・プロアクト）

ここで、具体的な製品に迫っていきましょう。スペルガと言われて外せないのが、定番中の定番「2750」。実は初めて登場した90年前からほとんどデザインが変わっていないんです。それほど完成度が高いということですね……。「シンプル・イズ・ベスト」、シンプルながらも完成されたデザインが、2750の魅力です。

丸みのあるトゥながら履き口は低く、夏シューズとして使うのが一番のおススメ。素足履きにぴったりな形状は、リゾートスニーカーとして人気なのも頷けます。キャンバス生地も夏らしさに一役買ってくれますよ。

夏以外の季節ももちろん「2750」を。キャンバス以外にも、ファーやレザーを使用したモデルがあるんです。しっかりとした素材感の中にカジュアルな「抜け感」が味わえるこの2750、ぜひ自分好みの一足を探してみてください。年中履けるローテクスニーカー、それが「2750」です。