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やっぱり別格?トヨタの良骨格TNGAを使わない車種がある訳

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■センチュリーを除くすべてのモデルで順次導入

しかし、トヨタのラインアップには、このTNGAを採用していない車種があります。シエンタ、パッソ、ルーミー、アルファード/ヴェルファイア、カローラアクシオ/カローラフィールダー、ランドクルーザープラド、そしてセンチュリーなどです。

これらの多くは、最初にTNGAが採用された、2017年登場の現行プリウス以前から販売されていたモデルであり、今後のフルモデルチェンジにて、TNGAが採用されていく見込みです。また、ダイハツとの共同開発車(パッソ、ルーミー)についても、次期型以降はDNGA(ダイハツが設計を主導したTNGAと同じ概念)の採用となります。

センチュリーは、大きなV8ハイブリッドを積むため、先代LS600h用のプラットフォームをベースとして改良したものを使用している。ただし、その中身には、TNGAの知見、設計技術がふんだんに投入されている。

しかしながら、「センチュリー」だけは別。現行センチュリーは2018年6月の登場ですが、TNGAを採用しておらず、先代LS600h用のプラットフォームをベースに改良されたモデルとなっています。近しい車型のレクサスLS(2020年11月発売)と同じく、最新のGA-Lプラットフォームであって欲しいと思うところですが、GA-Lプラットフォームでは、センチュリーに搭載されている5リッターV8ハイブリッドといった大きなエンジンを搭載するスペースがないことなどから、採用が見送られたと思われます。とはいえ、TNGAの知見、設計技術は投入されており、もちろんクルマの仕上がりは、フラグシップとして申し分ない仕上がりです。やはり「センチュリーだけは別格」ということなのでしょう。

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:TOYOTA
Edit:Takashi Ogiyama



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