オメガの苦悩は続く
@jun1x1969さんの#腕時計魂での投稿より
多少の誤算はあったけれど、今回のムーンスウォッチは概ね成功だったと感じています。
まずは一般人に対してオメガブランドの再認識に成功させたことと、これまでスイス時計界が高級化路線にシフトすることへ一定の歯止めが掛かったことです。
従来の時計ブランドで多く見られる、時計愛好家やリピーター層ばかりにウケる時計造りではなく、女性や腕時計ビギナー目線の時計造りをオメガが示したことも大きいと考えます。
一方「スウォッチGが高級ブランドを展開できないことを表している」という意見も見逃せません。これは経済学の専門家でありラグジュアリーブランドに詳しい大阪大学のピエール=イヴ・ドンゼ教授が自身のtwitterでつぶやいた言葉です。
スウォッチGはロンジンやティソといったミドルレンジの時計ブランドでは一定の成果を挙げているものの、それ以外のブランドはやや横ばいで、プレステージと位置付けるブレゲやブランパンは高級ブランドの地位確保に成功したとは言い難い状況にあります。
そうであれば、ニコラス・GハイエックがスウォッチGを築き上げた当初の哲学である、「手の届く高級時計」に注力していくことが望ましいと経営陣が判断したのかもしれません。
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