ユニクロが作るミリタリーやワークといったアイテムには、細部にまでこだわった再現度の高いモノがいくつか存在します。今回注目したシャンブレーシャツも、まさにそれです。ユニクロが作る本格派のワークシャツを徹底検証。果たしてその実力は?
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はい、早速買ってきました。価格は2990円でした。一見ただの薄いブルーのシャツなんですが、その印象を変えるこだわりポイントを幾つかご紹介させていただきます。まず、身幅と着丈のバランスが良く、着る人を選ばないレギュラーシルエットが好印象です。インナーでも羽織りとしても扱い易いバランスが◎
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カラーは、いわゆるザ・シャンブレーシャツといった薄いブルーと、ジャケットのインナーにも合わせられる上品な濃いブルーの2色展開です。もちろんどちらも使い勝手の良い色ですが、やはり定番の薄いブルーがお勧めです。
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ビンテージ感のあるマットな質感の6つボタン仕様も嬉しいディテールですね。シャンブレーとは、色糸と白糸を使った独特の風合いが魅力の薄くて軽い平織の生地です。フランスの『カンブレー』という町が発祥の地といわれており、その町の名前がそのまま生地の語源となりました。薄くて丈夫な上に通気性も高く、アメリカのミリタリーウェアやワークウェアで使われるようになった事がきっかけで世界中に広まりました。
当時ミリタリーやワークといった強度を求められる服には、3本針ミシンによる縫製のトリプルステッチが使われました。現代の服には必要のない仕様ですが、まさかのユニクロでしっかりと再現されているのが凄いですね。
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そして、60年代以前のワークシャツにはお馴染みの通称『マチ』もしっかり搭載されています。前身頃と後身頃の境目が裂けるのを防ぐ役割のマチですが、時代の流れと共に消えていったディテールです。一見ただの薄いブルーのシャツですが、実は手の込んだマニアも納得の逸品なんです。