男はやっぱりタフじゃなきゃ！ いま武骨なワーク系シューズが熱い！

モダナイズされたアメカジではなく、古き良き武骨なアメカジが再び人気を集めている昨今。長らく続いていたスニーカー一強体制にも、変化が現れています。そう、ここにきてタフ顔のワークシューズが返り咲いているんです。確かに、デニムやツイードといったタフなパンツに対しては、軽量なスニーカーよりもある程度重厚なワークシューズの方が似合います。となるとブーツが有力視されるのですが、とは言え軽さに慣れた足にとって、いきなり重たいブーツは正直および腰になるかと。そこでオススメなのが、オックスフォードタイプです。

つまりは短靴のことで、ブーツのような存在感のあるフォルムを披露しつつも、短靴とあって履き心地的にも見た目的にも重た過ぎないのが魅力。武骨さが控えめなので、アメカジだけでなくトラッドなセットアップともなじんでくれます。脱スニーカーを目論んでいる人は、是非とも注目を。

Danner　ダナー

武骨だけじゃない、シックにだって履きこなせます

ブルゾン5万2800円、パンツ2万4970円／ともにマルセル ラサンス（シップス△銀座店）、パーカー3万1900円／セオリー（リンク・セオリー・ジャパン）、カットソー1万9800円／スリードッツ（スリードッツ 青山店）、サングラス3万1900円／フォーナインズ（フォーナインズ）、時計220万円／ゼニス（LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス）

英国トラッドなガンクラブチェックのセットアップ。ジップアップフーディとのレイヤードにより、アメカジ的ストリートなエッセンスを注入。そんな足元にレザーのブーツはまさにお似合いですが、スリムなシルエットのパンツに対してブーツはやや武骨過ぎ。オックスフォードなら、シルエットもボリューム感も絶妙。

街履きも想定したタフスペックモデル

こちらはダナー フィールド ロー。名作ダナーライトと同様に防水透湿素材のゴアテックスを採用し、さらにハイグリップなビブラム社製クレッターリフトソールを履かせたハイスペックモデルながら、オックスフォードにすることで街での履きやすさも両立しています。

Paraboot　パラブーツ

大人のラフな休日スタイルの格上げに

ダウン37万9500円／ムーレー（コロネット）、ニットベスト1万5400円／アラン ペイン、Tシャツ8470円／シップス（シップス 銀座店）、デニム7万4800円／ヤコブ コーエン（ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店）

アメカジ人気の今、こんな色落ちしたブルーデニムは気になるところ。とは言え、ダウンコートにチルデンニットなんてトップスとの組み合わせなら、大人なトラッドスタイルに。そんなカジュアルにして品良さを両立するコーデに、オックスフォードのレザーシューズが備える硬軟併せ持つ雰囲気は、まさに好適。

ブーツとデッキシューズの合いの子的デザイン

ミカエルやシャンボードで見せる、パラブーツらしい抜群のボリューム感を継承するシメイ。デッキシューズのアッパーに、屈強なノルヴェイジャン製法によって履かされたジャンヌソールは、トレッキングブーツの名作アヴォリアーズと同じものです。

Red Wing　レッドウィング

オンでもオフでも重宝する万能シューズの好例

その名の通り、1954年に米国の郵便局USPSに採用されたポストマンシューズ。ホールカットの外羽根といういかにもアメリカンなアッパーに、厚みのあるラバーソールを履かせているのが特徴です。昨今カジュアルに寛容になったビジネスでも、支持を広げる名作です。

sanyoyamacho　三陽山長

スニーカーで軟弱になった足でも安心です

一見すると、重厚感たっぷりな顔つき。モデル名を丹沢とすることから、ロガーブーツに着想を得ていると理解できます。オイルドレザーとスエードのコンビが武骨さを煽りますが、ハーフライニング仕様に加え軽量ラバーソールを採用しているので、履き心地は意外に軽やかです。

Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text：Masafumi Yasuoka

【問い合わせ】
ダナー　03-3476-5661
パラブーツ 青山店　03-5766-6688
レッドウィング・ジャパン　03-5791-3280
三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店　03-6281-9857
リンク・セオリー・ジャパン　03-6865-0206
スリードッツ 青山店　03-6805-1704
ヤコブ コーエン 東京ミッドタウン店　03-3405-0852
フォーナインズ　03-5797-2249
コロネット　03-5216-6521
シップス 銀座店　03-3564-5547