スキニーとも好相性のシャープなルックスとロゴが、セリーヌらしさを象徴
第16回はセリーヌ オム バイ エディ・スリマンのCT-03です。
ローテク、ハイテク、ダッド系に派手モノ。様々なジャンルのスニーカーが続々とリリースされる中、今最注目はバッシュ。80年代に始まり、90年代のストリートにも大きな影響を与えているレトロ顔が人気を博し、復刻モデルやアーカイブのコラボモノが多く展開されているのがまさに。そんなトレンドの中、FORZA世代が気になるのは、オジさんがこなすなら何を選ぶべきか、かと。若者と差をつけるなら、欠かせないのは上品さ。となると、メゾンが展開する一足は大きなアドバンテージになるはず。
多くのメゾンがレトロフューチャーなバッシュを展開する中で、「セリーヌ オム バイ エディ・スリマン」の一足は随所にあしらわれたロゴが、実に今どき。今シーズン新たにリリースされた「CT-03」はアイコニックなベルクロを配し、前作「CT-02」の意匠を継いだデザインに。ボリュームスニーカーと言えど、そのルックスはセリーヌらしいシャープさも併せ持ち、スリムなボトムスとも好相性です。適度な派手色使いなので、モノトーンスタイルの足元アクセントにももってこい。
上質なカーフレザーがもたらす光沢といった、メゾンらしい素材使いや洗練された佇まいは、同じバッシュでもストリート感の強い一足とは一線を画します。若かりし頃に着こなしていた80・90年代のスタイルに想いを馳せながら、今にフィットしたお洒落を楽しんでみては。
クッション入りのヒールカップとシュータンが、コンフォータブルな履き心地を後押し。オレンジとブラックのコントラストは、後ろ姿でも存在感をアピールします。
アッパーとヒール、サイドに加え、アウトソールにもロゴが鎮座。歩行時の一瞬や足跡でしかお目にかかれないところでも、セリーヌらしさを誇示するこだわりがたまらない!
よりモードなスタイルに合わせるならモノトーンがオススメ。使い勝手のいい白スニをベースに、アンクル部分を一周したベルクロを含むブラックのラインがいいアクセントに。こちらの白×黒デザインの他に、赤×黒を展開した全3色のラインナップです。
汎用性が高く、上品なルックスで定番人気が続くミッドカットのCT-02。エンボスでロゴを配したベルクロが特徴で、後継のCT-03にも継がれているアイコニックなデザインです。足入れしやすいクッション入りパッドで履き心地抜群。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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セリーヌ ジャパン 03-5414-1401