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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 愛と悲鳴の婚活道場

バツ2のイケメンエリート。自分のなかの「狂気」と向き合ってみた。

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川崎:あ、そうか。そりゃ心配だな。

春哉:うっ、今のパンチは効きました。見事なクロスカウンターストレート。

川崎:2回目の離婚話が持ち上がった時はどんな気持ちだった?

春哉:ショックでしたよ。結婚生活を続けたいと思っていましたから。僕よりちゃらんぽらんで浮気している人もいっぱいいるのに、彼らは結婚生活を継続している。なぜ僕はダメなんだろうか……って思いましたもん。

川崎:2回目の結婚は、あなたは妻に対して違和感があり、妻はあなたへの不信感で始まった。キャリア女性って「プライドは高いけど自己肯定感が低い人」が多い。だから、最低のシナリオのシュミレーションが癖になってる女性、少なくないのよ。それを家庭運営に持ち込んだという悲劇よね。妻は常に最悪のシナリオありきで物事を考え「私の夫は最低な行動をするに違いない」と不幸な方向に舵を切っていく。こういう女性は仕事で成功しても幸せになりづらいのよね。

春哉:ハッ! 明文化されると腑に落ちる。向こうから言い出したのに、離婚は長引きました。協議→調停→裁判と4年間もかかった。もめたのは財産分与と親権。彼女はメンタルが強く、頭もいい。タフすぎるネゴシエーターの前では、僕は赤子みたいな存在ですよ。結局、不当ともいえる財産分与分を払って、2人分の養育費も払って離婚が成立。それが1年半前です。

川崎:ってことは、3人分の養育費を払っているの!?

春哉:はい。1回目の結婚で授かった14歳の娘は面会権もあり、元妻も彼女が再婚した夫も理解してくれて、月1回以上会っています。しかし、2回目の結婚で授かった双子とは会えていません。僕としては誘拐されたようなものなのですが、会わせてくれない。でも、いつも彼らのことを思っています。今でもふと、夜中にミルクを飲ませたり、おむつを替えたりしてた生々しい記憶がフラッシュバックして、涙が出ていることもあるんです。双子はこれから5歳になるんですよね……

川崎:さて! しんみりしたところで聞くけど、なんか反省してる?

春哉:痛っ! いいパンチ来ました。反省……していると思います。でも具体的に何かと聞かれると、特にないかもしれません

川崎:いい? あなたの離婚は2回とも子供がいる。自分と妻とは合わないけど、子供が関係しているぶん「もっと何かできなかったか」と考えない? 私も同じように子連れで離婚経験があるから気持ちは解るわ。でも、ちょっと考えてみて?

春哉:(1分間考える)ひとつ、僕にも問題がありました。端的にいうと僕の“いらち”なところを自分でコントロールするというのは一つの反省点です。結婚生活を継続している人には、こらえる力があるけれど、僕にはない。
(編集部注「いらち」とは関西地方の方言で「せっかち」「気が短い」という意味)

川崎:いらち(笑)! そう来たか! 私もそうだわ。あなたと同じ。



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