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FASHION オトナの”鉄板定番”ベスト

【グランドセイコー】メイド・イン・ジャパンの王者が最強のベーシックである理由

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男を惹きつけてやまない定番の魅力。しかし、定番ゆえに見過ごし、定番ゆえに買い逃してはいませんか? 知ればあなたの人生を必ず豊かにしてくれるFORZA厳選の「鉄板定番」を、あらためて紐解きご紹介します。

国産の繊細な手仕事とやりすぎないクラスアップが、普段使いにちょうどいい!

第387回目は、グランドセイコーの時計です。

ケース径40mm、SSケース、10気圧、クオーツ式。37万4000円/グランドセイコー(グランドセイコー専用ダイヤル)

世界初のクオーツ式時計を生み出した「セイコー」は1960年、高級ラインとして「グランドセイコー」を始動。昨年生誕60周年を迎え、メイド・イン・ジャパンの高級時計として世界中の時計愛好家から注目されるブランドに。そんな同ブランドの大きな転機は2017年。セイコーのハイエンドラインを脱却し、独立ブランド化を果たしました。わかりやすく言えば、トヨタでいうレクサスの様な位置付けですね。国産の丁寧なもの作りはそのままに、腕時計本来の「正確さ」「美しさ」「見やすさ」という本質を追求し続け、定番モデルも常に進化を続けています。

グランドセイコーの時計の最大の特徴といえば、過度な装飾を排した潔いルックス。さらりとこなせるベーシックデザインは、身に着ける人や装いを選ばずそっと華を添えてくれます。つまりスーツでもTシャツ&デニムでも、嫌味のないクラスアップをしてくれるということ。ヘリテージコレクションからリリースされる「SBGP001」がまさに。

グランドセイコーの王道デザインのヘリテージコレクションの中でも、シンプルな三針デザイン。ザラツ研磨を施した歪みのない鏡面仕上げと、筋目仕上げの組み合わせが織りなす立体感は、一切の無駄のない美しさを演出すると同時に高い視認性を実現。端正なルックスの一方で、時針単独の時差修正機能を追加した新キャリバー「9F85」を搭載。時刻精度は年差±10秒とかなりの正確性です。日常生活で不自由のない10気圧防水やカレンダー機能など、普段使いにぴったりな機能性もありがたい限り。

ドレスシーンに纏う特別な華やかさではなく、仕事やオフの日のカジュアルといったデイリーシーンをアップデートする一本は、高級時計と言えど高いコストパフォーマンスが期待できます。時計を身につける人が減りつつある現代では特に。ビジネスシーンでは“デキる”を演出し、デートでは相手に「お洒落に気を遣ってくれてるんだなぁ」と思わせることができますから。若者から大人まで、周りと差をつけるデイリーユースな高級時計として、グランドセイコーはこの上ない存在と言えます。

光沢のある文字盤と多面カットで仕上げた立体的なインデックスのコントラストが、ダイヤルの視認性をさらに向上。「SEIKO」の文字を取り除いた文字盤からは、独立ブランドとしての矜持も窺えます。

ステンレススチールの本作の裏蓋は、スクリューバックを採用。高い気密性をもつので、耐衝撃に優れタフさも補完。長く愛せる実用性も見どころです。

ケース径40.5mm、SSケース、20気圧、スプリングドライブ。71万5000円/グランドセイコー(グランドセイコー専用ダイヤル)

「SBGE253」は、グランドセイコーが生み出した、機械式とクオーツ式の合いの子的な第三の機構「スプリングドライブ」を搭載したGMTモデル。対傷性が魅力のセラミック製のベゼルを配しているため、素材の美しさをキープします。手首の動きを妨げない4時位置のリュウズといった気の利いたディテールもポイント。

ケース径38mm、ブリリアントチタンケース、3気圧、手巻。93万5000円/グランドセイコー(グランドセイコー専用ダイヤル)

限定展開のみでリリースされてきたファーストモデルの復刻ウォッチが、ついにレギュラーの仲間入り! 1960年に登場した記念すべきモデルからケース素材をチタンに刷新した「SBGW259」。ヴィンテージ感はそのままに、さらなる軽量化と傷つきにくさを実現しました。ダイヤルにあしらったグランドセイコーブルーの輝きが、実にエレガント。

Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya

【問い合わせ】
グランドセイコー専用ダイヤル 0120-302-617



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