ベーシックなレザスニ……ではなく! 実はリサイクルポリエステルなんです
第4回はアディダスのスタン・スミスです。

レジェンドテニスプレーヤーの名を冠し、世界で最も売れたスニーカーとしても知られる「スタン・スミス」。FORZA世代の男子なら誰もが一足は持っていることでしょう。そんな永久不変の名作が、この度進化したとの情報が! 単なるレトロスニーカーで終わらない、環境に配慮したサステナブルなアイテムになったとか。
スタンスミスは1970年代初頭の発売以来、その時代に合わせマイナーチェンジを繰り返してはいるもののベーシックデザインは変わらず、今やファッション好きならずとも愛される一足です。そして今年は、サステナブル素材を採用したスタン・スミスが登場。これは「アディダス」が掲げる、“全てのアディダス製品において、2024年までにバージンポリエステルの使用を禁止する”という取り組みから生まれたもの。
本作は、高機能リサイクル素材のプライムグリーンを採用。レザーと遜色ないルックスと質感を持つ、プレミアムPUコーティングを施したリサイクルポリエステルです。つまり環境に配慮しながら、スタンスミスが持つシンプルでシックなレザースニーカーの魅力はそのまま楽しめるということ。
ホワイトのアッパーをベースに、シュータンとヒールカップにあしらったポップカラーはコーデのアクセントになるし、慣れ親しんだコート系のフォルムはそのままだから気楽に履きこなせます。さらには、これまでスタン・スミス氏がプリントされていたシュータンを、エンブロイダリーのロゴネームに変える、旬なアプローチも。若かりし頃に履いた傑作を今どきに楽しむとは、まさにこのこと!

アディダスのロゴは、ヒールカップに刺繍でオン。シュータンと同系色のカラーを採用し、目を引く洒落感を演出します。程よいレトロ感は、コーデのハズしにもってこい。

よりシャープな履き姿を演出するなら、ブラックがオススメです。70年代のオリジナルスタイルを踏襲したアッパーに、レッドとカーキでメリハリをプラス。実はサステナブル素材だとひと目ではわからず、レザーと見間違う高級感も滲ませます。話のネタにもぴったりかと。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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