熟練の職人が最高級の素材を使って作る靴は、世界中のセレブにも愛されます!
気がつかない内に 7,000投稿をサラッと更新し、悪天候続きにもかかわらず 素敵な革靴のポストが多くて感動すらしている#靴魂(くつたま)企画。
最近はモデル斬りが続き、ひとつのブランド括りで紹介していなかったので、42弾では久々にフランスが誇るシューズブランド「ベルルッティ」をピックアップしてみたいと思います。
1895年、靴職人アレッサンドロ・ベルルッティがにフランス・パリにて創業した「ベルルッティ(BERLUTI)」。
このブランドだけが使用を許されているというヴェネチアレザーを用い、贅沢に一枚革を使ったシームレスな仕立てにする靴が有名で、モダンで色気を感じさせる名靴をたくさん世に送り出してきました。
まるで絵画かと見まごうような、何度も色を重ね塗りする"パティーヌ"という手法も芸術性が高く、世界中の成功者から愛されています。
1962年には、ポップアート界の巨匠 アンディ・ウォーホルがビスポークのローファーをあつらえるためにベルルッティの店を訪れたという話は有名ですし、「ベルルッティのシューズをシャンパンで磨く」という逸話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
これは都市伝説ではなく、実際にヴェネチアレザーにポリッシュを施す場合はシャンパンに含まれる糖分が良いそうで、現在でも正装してディナーを楽しみながらシャンパンで靴を磨く「スワンクラブ」という特別なイベントも開催されているのだとか。
また、見た目も美しく ほどけにくいことからビジネスシューズのシューレースを結ぶ際によく用いられる「ベルルッティ結び」も有名ですね。
では、話をクルリンパと戻してベルルッティの投稿から素敵な5選をご紹介していきましょう!
ベルルッティの「アレッサンドロ 120th」
まずは、#靴魂には欠かせない存在! @ryuki_hさんの投稿から。ベルルッティの120周年記念でリリースされた「アレッサンドロ(Alessandro)」です。

創業者アレッサンドロ・ベルルッティによって生み出された、ブランドを代表するモデル「アレッサンドロ」。
18世紀に書かれた美しい手紙からインスピレーションを受けて靴に刻まれたカリグラフィ「スクリット」は、ベルルッティのアイコニック的なモチーフとして有名です。
こちらは、120周年を記念した2015年に木型や製法も進化させて登場した「アレッサンドロ」で、もちろん通常のモデルも素晴らしいですが、惚れ惚れする仕上がりですね。
@ryuki_hさんは守備範囲が広すぎて…、一体どこまで手を広げているのでしょうか? 底なし過ぎて……。そして、どの靴も美しく手入れされていて、編集部一同 感心しきりです。
次にどんな靴を手に入れるのか、本当にいつも楽しみなので、今後もたくさん投稿してください。
ベルルッティの「カルロ」
続いては、@teru_teru87さんの投稿から、ベルルッティの「カルロ(CARLO)」です。

アレッサンドロ同様に「スクリット」が施されたシングルモンクシューズ、「カルロ(CARLO)」。他のブランドでは見ることができな独特なカラーリングが魅力です。
@teru_teru87さんの「カルロ」は4〜5年履いて色抜けが気になると記載されていますが、まだまだ全然綺麗で、よく手入れされて履かれているのが伝わります。
しかし、パティーヌをすることで新たな輝きを手に入れたら、一層愛着が湧きそうですね! どんな色に変化して、履き込むことで育っていくのか気になるので、また機会がありましたら投稿をお願いします。
ベルルッティの「サイラス オマーン レザー サマーシューズ」
次は、@serinobu.ferrarif40さんの投稿から、ベルルッティの「サイラス オマーン レザー サマーシューズ(CYRUS OMAN LETHER SUMMER SHOES)」です。

ベルルッティのフィッティングルームで使用されていたサイラススリッポン。
こちらが遂に店舗の外に飛び出し、商品として展開されることに。室内外の両方で快適な履き心地を約束できるよう、ラバーソールを採用しているのもポイントです。
@serinobu.ferrarif40さんは、スリッパだと謙遜なさいますが、作りも価格も超一流! 夏場にサラッと引っ掛けて外出できたら最高ではないでしょうか。
最近クルマの投稿ばかりですが、またぜひ靴の投稿もして頂けると嬉しいです。
ベルルッティのオックスフォードシューズ
次は、@lxb_cometさんの投稿から、ベルルッティのホールカットのオックスフォードシューズです。

2021年4月に、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)がアーティスティック・ディレクターを退任するという悲しいニュースが届きましたが、2018年にハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)の後任として就任してからは、"パティーヌ"からイメージをふくらませ、アートを感じさせる色使いと美しいテーラリングが際立つコレクションを発表し、注目を浴びていました。
そんな彼が、2019年秋冬シーズンにリリースしたのが、かつてアレッサンドロ・ベルルッティが発表した「エスカルパン・ア・ラセ」をリスペクトして再現を試みた、こちらのモデル。
ストリコレザーを使って昔の革の風合いを表現し、カカオストリコカラーに仕上げた一足は、ベルルッティらしさを残しながらも、新たな息吹を感じさせてくれます。
@lxb_cometさんはベルルッティを筆頭にジョンロブやオールデンなど名作をたくさんお持ちで、どれもよく手入れされた綺麗な状態で履かれていて、なんとも気持ちがイイ。
今後も愛でながら、たくさんの投稿を期待しています!
ベルルッティの「プレイタイム スクリット」
最後は、ルームシューズの回に登場頂いた@kumamon001969さんの投稿から、ベルルッティのスニーカー「プレイタイム スクリット」です。

プレイグラウンドと呼ばれる専用の木型により、高いフィット感と快適な履き心地を両立させた、ベルルッティのスニーカー「プレイタイム」。
スニーカーになってもスクリットは健在で、そして使われている素材はスニーカーであっても最高級! レザーシューズとほぼ同額で展開されています。
じつは、ベルルッティをピックアップするきっかけは、@kumamon001969さんの投稿なんです。

さまざまなモデルに加えて、レザー小物までポスト頂いて、あらためてベルルッティの魅力に気付かされました!
正直、ちょっと欲しくなっているのは内緒です(笑)。
先に紹介したアンディ・ウォーホルに限らずパブロ・ピカソや、ムッシュ・イヴ・サンローラン、ジャン・コクトーなど芸術性に優れた人物、そして政治家や実業家までをも魅了し続けたベルルッティ。
卓越したクラフトマンシップと最高級な素材を使用しているため高額ではありますが、他に類を見ない靴に溢れますし、パティーヌすることで新しい息吹を吹き込める魅力もあるので、決して高い買い物ではない気も。眺めるだけでも楽しいので、ぜひ店頭でご覧になってみてはいかがでしょうか? 欲しくなってしまっても責任は取れませんが…(笑)
それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください! 女性も大歓迎!
ちなみにですが、会員登録して頂けるとコメントを書き込むことができますので、#靴魂に対するご意見や感想、「オレはココの靴が好きだー」「こんな切り口で靴が見てみたい」などなど奮ってコメントしてください。それから、インスタグラムの #靴魂(くつたま)を介して、皆さんが交流してくれたら、こんなに嬉しいことはありません。
投稿に関してですが、撮影の仕方は自由。靴のみ、履いている足元、その靴を中心としたコーディネートなどなど、靴が写っていれば何でもOKです。ぜひご自慢の一足をインスタグラムに投稿してください。もしかすると あなたの投稿を取り上げるかもしれません。
それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに!!
Edit:Ryutaro Yanaka