コーディネートしやすく履き心地抜群なビルケンは、絶対ハズせません！
なんだかんだで５月入り、あまり実感を得られないままゴールデンウィークも過ぎ去っていきました…。しかし、季節は正直。日に日に陽は長くなり、各地でチラホラ夏日まで記録しはじめました。
となると、欲しくなってくるのはサンダル。コロナ禍で遠出が難しく、いろいろな用事を近所で済ませることが多くなった昨今は 登場機会が多くなってきている気がします。
世の中には数多サンダルブランドが存在しますが、やっぱり注目したいのは あのドイツの雄！ というわけで第35弾は、ビルケンシュトック（BIRKENSTOCK）をピックアップしてみたいと思います。
1774年、ヨハン・アダム・ビルケンシュトック（Johann Adam Birkenstock）は、ヘッセン州ランゲン・ベルクハイム市の教会にある公文書に｢臣民の靴職人」として登録されました。
彼の孫でシューマイスターであったコンラート・ビルケンシュトック（Konrad Birkenstock）は、1896年にインソールを開発し、フランクフルトに靴専門店２軒をオープン。初めて柔軟性のあるフットベッド（インソール）の製造および販売を始め、1925年にはヘッセン州フリードベルクの工場を買収して同社を拡大していきます。
第二次世界大戦後、ビルケンシュトックは帰還兵士の間で人気を博し、1963年にはカール・ビルケンシュトック（Karl Birkenstock）が ビルケンシュトックサンダルのオリジナルプロトタイプを製作。「マドリード」と名付けられた医療用サンダルを発表してコンフォートサンダルの基礎を確立し、そこから世界中で高い評価を得ていくわけです。
つい先日、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン系の投資会社「Lキャタルトン（L CATTERTON）」と、LVMH会長兼最高経営責任者ベルナール・アルノー（Bernard Arnault）一族の投資会社「フィナンシエール アガシュ（FINANCIERE AGACHE）」に株式を過半数売却することがニュースになりましたね。今後の動向が気になります！
では、話をクルリンパと戻して ビルケンシュトックの投稿から素敵な５選をご紹介していきましょう！
ビルケンシュトックの「チューリッヒ」
まずは、@deeen____325さんの投稿から。
ビルケンシュトックの「チューリッヒ（ZURICH）」です。
1966年に販売をスタートし、50年以上作り続けられている人気のモデル「チューリッヒ」。なかでもトープは、もはや永世定番的存在です。
甲の広範囲をホールドする２本が一体化したストラップが特徴で、ファッション業界関係者からの支持率も高く、このディテールからインスピレーションを得たであろうモデルが多数存在します。
素足にはもちろん、秋冬にはソックスと組み合わせて履けるため、１年中活躍してくれます。
@deeen____325さんと同様に、履き心地の良さに魅了され、革靴はアメリカのオールデン、サンダルはドイツのビルケンを愛用している方も多いのではないでしょうか。
素足で履くためフッドヘッドは どうしても汚れてきますが、ぜひ綺麗に手入れして長く愛してあげてください！
もし限界に達したとしても、ビルケンシュトックはメンテナンスもしっかり受け付けているので、店舗で相談すれば、息を吹き返してくれるでしょう。
ビルケンシュトックの「ボストン」
続いては、 @kt5_a.k.a._takumiさんの投稿。
ビルケンシュトックの「ボストン（BOSTON）」です。
ビルケンシュトックのクロッグタイプといえば、「ボストン」。1978年の登場以来40年以上ロングセラーを続ける不動の人気モデルです。
つま先が見えるサンダルとは異なり きちんと感があるのに、サンダル同様のリラックス感を得られるクロッグタイプはとにかく重宝。１年中こればかり履いている人がいるほどです。
スエードタイプも良いですが、@kt5_a.k.a._takumiさんが選んだオイルドレザーも雰囲気あって素敵。履いては手入れを繰り返したら、飴色に経年変化して自分だけの一足に育ちそうです。
こちらは だいぶ前にポスト頂いているので、いまどんな風に育っているのか、また是非披露してください！
ビルケンシュトックの「ロンドン」
次は、レッド・ウィング、コンバースの回に続いての登場となる @masayoshi_1986さんの投稿。
ビルケンシュトックの「ロンドン（LONDON）」です。
"サンダルに踵を付けた" というイメージで 1986年に販売がスタートしたのが「ロンドン」。ビルケンシュトックで初めてとなるシューズタイプモデルです。
履き口が狭いため高いフィット感を得られるのが特徴で、女性からも高い支持を得ています。
@masayoshi_1986さんが2021年の１足目として購入したのが、この「ロンドン」。プレメンテでオイルを入れているようなので、経年変化が楽しみですね。
ボールジョイント（親指と小指の付け根を結ぶ最も幅の広い部分）がワイドなレギュラー幅に比べると、ナロー幅は かなりスッキリ見えますね。
スエードの「ボストン」とともに 履いてはメンテナンスを繰り返して どんな風に育っていくか、また経過報告をお願いします。
ビルケンシュトックの「トキオ」
４人めは、ドクターマーチンなどブーツの回によく登場いただいている@jigoku.dannaさんの投稿。
ビルケンシュトックの「トキオ（TOKIO）」です。
先ほど紹介した「ボストン」にバックストラップを付けたモデルが「トキオ」。初めて日本の地名が付けられたモデルとして登場しました。
甲とかかとのストラップで足をしっかり固定しているため安定感のある履き心地が得られ、スーパーグリップソールはEVAとラバーの二層構造でオイルや水の上でも滑りにくく、耐摩耗性にも優れていることから、医療の現場などでの愛用者が多いようです。
サンダルでバックストラップが付けられた「ミラノ（MILANO）」や「ローマ（ROMA）」というモデルがありますが、「トキオ」については正直ノーマークでした。
履いた感じは、「ロンドン」とも異なるんですよね？ ちょっとトライしてみたくなりました。
ビルケンシュトックの「モンタナ」
最後は、連続となりますが @jigoku.dannaさん投稿から。
ビルケンシュトックの「モンタナ（MONTANA）」です。
1993年にリリースされた「モンタナ」は、シューズタイプとしては３番目に登場したモデル。ビルケンシュトックでは初めてシューレースが採用されています。
諸説ありますが…、モンタナはスペイン語で「山」を意味するため、アウトドアシーンでも履けるようなデザインに仕上がっているのではないか的な話も。
シューレース（靴紐）の通し方や、かかとの切り替えしなどに特徴があるデザインで、2015年には ラスト（木型）の調整が行なわれており、それ以前のモデルより甲が低めに作られるようになりました。
そして、ビルケンシュトックは いまも基本ドイツ製ですが、この「モンタナ」はポルトガル製なのもポイントです。
@jigoku.dannaさんの「モンタナ」のちょっと乾いた感じのつま先もイイ感じですね。汚れや傷のつき方もオトコっぽい！
他のブーツなどは綺麗に手入れされているので、なにかしらの意図があるのだと思いますが、そこが気になる（笑）。なにかの機会に そっと教えてください。
これから徐々に暑くなって湿度も上がり、靴下を履くのがはばかれるようになると、自然とサンダルに目が向きますよね。おそらくこの夏もコロナが終焉することはなく、遠くへ行くことも自粛しなくてはいけないのでサンダルやクロッグタイプに足を入れる回数は確実に増えるでしょう。
そして、せっかく履くならコーディネートしやすくてコンフォートな方がイイですから、ビルケンシュトックが最右翼になることは自明ですね。
オンシーズンになって慌てて探してマイサイズが欠品なんて事態に陥る前に準備して、ぜひお気に入りの一足で快適な夏を過ごしてください！
それでは、本日はここまで。是非これからも ドレスシューズに限らず、ブーツやスニーカーなどなど、みなさんの愛用靴を「#靴魂」を付けて たくさんポストしてください！ 女性も大歓迎！
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それでは次回の「あなたの靴、見せてください」もお楽しみに！！
Edit：Ryutaro Yanaka
