タフさと機能性はそのままに旬な装いにもハマる、まさに男の鉄板!
第353回は、ポーターのタンカー/ヘルメットバッグです。
90年代に一世を風靡した「タンカー」のヘルメットバッグ。FORZA世代の皆様なら、学生時代に愛用していた方も多いはず。特に近年では、90年代トレンドにアメカジ復権も後押ししてか、ファッション好きの大人はもとより、若者からも支持されているとか。つまり当時大人気だったタンカーのヘルメットバッグが、今どきなお洒落を楽しめると再燃しているのです。
日本が誇る名門鞄メーカー「吉田カバン」のメインブランドとして、1962年に発足したポーター。メイド・イン・ジャパンを貫き、長く愛用できる品質へのこだわりは、語るに及ばず。
なかでも最も馴染み深いのが、上のヘルメットバッグをはじめとする1983年誕生のタンカーシリーズ。
ミリタリー由来のシリーズで、米空軍のMA-1をモチーフにしたオリジナル生地が特徴。ナイロンツイルとポリエステル綿、ナイロンタフタの3層構造の生地は、軽さと丈夫さを併せ持ち長く愛用できます。
そんなタンカーが、2019年春夏シーズンにアップデートを実施。タンカーのオリジナルカラーである“セージグリーン”が1983年発表当初のカラーで新たに生まれ変わり、金属ファスナーの引き手をプレス製法で製作するなど、男心をくすぐる仕様は垂涎モノです。
こちらのヘルメットバッグは、ショルダーストラップに長さ調整が可能なので、洒落感演出のバリエーションも豊かに。ハンギングや手ぶらのショルダーバッグ、ストラップを短くすればメッセンジャーバッグのように使えます。大判サイズだから、コーデのアク足しにもぴったりですしね。
2020年は創業85周年を迎えて数々の名作コラボを世に出し、2022年にはポーターブランド発表60周年を控えるとあり、今や飛ぶ鳥を落とす勢い! 男心を刺激するデザインや機能性のみならず、昨今のファッショントレンドとも好相性な進化した本作、これを機に新調してみるのもアリかと。
本格ミリタリーが起源だけあって、セージグリーンとレスキューオレンジのコントラストも絶妙。バッグを開ける些細なワンシーンでも、人目を惹きつけます。本作は新たにビニールポケットの仕様を変更し、しかもデタッチャブル。小分けもしやすい機能性も兼備しています。
ヘルメットバッグに並ぶ傑作といえば、こちらの3WAYブリーフケース。デタッチャブルのショルダーストラップが付属するだけでなく、背面のファスナーからリュックストラップを取り出せば、バックパックとしても使える優れモノ。メインファスナーは、コの字型に大きく開口するため、取り出しやすく収納力も抜群です。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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