プラダやヒューゴ・ボスのマーケティングなどを担当。長年NYの第一線で活躍してきた首藤眞一氏が教える「ビジネス現場で身につけた紳士の身だしなみ」。
気温もぐんぐん上昇し、ハーフパンツやクロップドパンツにボートシューズやローファーを合わせるなど、足首を出すスタイルを楽しむ機会も多くなってきたのではないでしょうか。
そこで出てくるのが「靴下問題」。靴下が見えてしまうとおしゃれにならない、けれど素足でシューズを履くのは抵抗がある……。
そんな男性におすすめしたいのが、カバーソックスです。
【カバーソックスとは?】

カバーソックスは、もともと女性がパンプスを履く際などに便利で人気のあるアイテムですが、最近では男性の愛用者も増えています。
その名の通り、足の裏部分を覆うだけのデザインです。スニーカーはもちろん、ボートシューズやローファーを履くときにくるぶしは見えますが、カバーソックスの“フチ”はほとんど隠れるため、素足に靴を履いているように見えるのが特徴です。
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外からほぼ見えないくらい浅いので「脱げてしまうんじゃないの?」と不安に思われる方もいるかもしれませんが、心配ご無用。多くのカバーソックスは滑り止めなど、簡単に脱げてしまわないよう工夫が施してあります。
【チラ見せして挿し色感覚で楽しめる】
裸足のように見えるのが特徴のカバーソックスですが、浅履きタイプや深履きタイプなど、カバーする部分の大きさもさまざま。種類によってはシューズからチラ見せしておしゃれを楽しむこともできます。
以前は白か靴と同じ色のものをコーディネートするのが普通でしたが、カラフルなタイプやデザイン性のあるもの、あえて靴とは全く違うカラーのソックスを挿し色感覚で見せて履いてみるのもいいでしょう。
とはいえ、あまりにもソックスが見えすぎてしまうのはNG。あくまでもさり気なくセンスのよい色の組み合わせを見せたいもの。
足元が目立つこれからの季節、ぜひカバーソックスを試してみてくださいね。
Text:Shinichi Shuto