FASHION 干場の「エロサバ」

【タフで 男らしい黒!】都会に似合う、大人のミリタリースタイル

本格的ミリタリーを再現しつつ、洗練された上質さをアピール

桜の開花も始まり、本格的な春の到来はもうすぐ。1都3県の緊急事態宣言も解除されて開放的な気分を味わいたいのは山々ですが、油断は禁物。僕も、コロナ禍のなかで沸き起こった自分の体は自分で守る、といったマインドが いまも続いています。

そんな気持ちは服選びにも表れていて、最近、目が向いてしまうのはタフで男らしい服ばかり。そこで今回は、都会で着こなす大人のミリタリースタイルについて考えてみたいと思います。

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アイテム

ジャケット/1 piu 1 uguale 3(ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ)
Tシャツ/クロスクローゼット
ジーンズ/マインデニム
サングラス/FIXER
靴/WH

2020年秋に1 piu 1 uguale 3と組んで発表したカプセルコレクション「BLACK MILITARY BY YOSHIMASA HOSHIBA」が思った以上に好評で、当初は3回の予定だったのが続行中。この「M-65」型のフィールドジャケットは、第6弾としてこの春、登場した新作となります(期間限定の受注生産のため受付終了)。

「M-65」といえば、ミリタリージャケットの代表格。古くは『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロや、『セルピコ』のアル・パチーノ、『ランボー』シリーズのシルベスター・スタローンから、『キラー・エリート』のジェイソン・ステイサムに至るまで、いつの時代も映画のなかではタフガイの良き相棒として描かれてきました。

ただその一方で、僕的にはあまりにタフ過ぎるイメージは日常着としては成立しにくいという思いがあり、今回の新作ではミリタリー由来の本格的なディテールを再現しながらも、上質素材を用いることで、大人にふさわしいラグジュアリーなアイテムに昇華させています。

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素材は、クロム鞣しを施したシープスエードレザー(2155)と、帝人が開発した伸縮性のあるカットソー素材「SOLOTEX」(2181)の2種類。ふたつの素材で、異なる雰囲気を楽しむことができるのもポイントです。

ここでは、そんな「M-65」型フィールドジャケットをいかに男っぽく着こなすかに重きを置いて、少しストイックな感じのコーディネイトに挑戦してみました。

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ジャケットの素材感を際立たせるために、ほかのアイテムはジーンズやサイドゴアブーツなど、できるだけオーソドックスなものを選び、全身を黒で統一。コンクリートのビルが立ち並ぶ、東京の街並みに似合うモノトーンの着こなしです。

ジーンズは最近気に入って、ヘビロテで着用しているMINEDENIMの「スーパースリム」というモデル。ストレッチが効いていて、細いのにまったくストレスなく穿けるんです。シルエットもすごくきれいだし、すごく重宝しています。

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こういう細身のジーンズには、つま先まで一体化してつながって見えるようにブーツを合わせるのが僕の定番スタイル。そこで今回は、WHから新登場したサイドゴアブーツを選びました。

従来のWHはボリュームのある厚底モデルが多かったのですが、これはグッドイヤー製法とマッケイ製法のいいとこ取りをした「ハギング・ボロネーゼ製法」のソールを採用しています。

ヒール付きですが、すごく履きやすくて疲れにくいのも魅力。スエードの素材感もデニムと相性がよく、これからガンガン履こうと思っています。

最近、「エロサバ」をタイトルにしながら、どこがエロいのかどんどんわかりにくくなっていると思いますが、これ見よがしな格好は もう時代遅れ。エロスは内面に忍ばせるものなのです。

ここで紹介したフィールドジャケットは、ポケットがたくさん付いていて、ちょっとした用事ならバッグ要らず。それにタフガイって、バッグを持っているイメージがありませんよね?

実は、ここが大事な点でして、両手が空いた状態だと、何かあったときにいつでも周りの人を助けられるじゃないですか。例えば、一緒にいる女性が大きな買い物をしたときに荷物を持ってあげるとか、ハイヒールでつまずきそうになったときにサッと手を差し伸べるとか。つまり、今回のスタイルの核心は、男っぽいけれど、優しさに溢れているところなのです(笑)。

僕が思う本当の強さとは、心の底から相手のことを思いやる優しい気持ち。それこそが、真のエロスなのではないでしょうか。あれ? 何の話をしてたんでしたっけ?


今回のスタイルのキモは……。

●大人のミリタリースタイルは、ガチなアイテムより洗練されたものを選ぶ。
●色使いは、都会のまち並みに似合うモノトーンで。
●細身のジーンズには、つま先まで一体化して見えるブーツを合わせる。
●エロスはこれ見よがしではなく、内面に忍ばせるもの。
●新しい生活様式は、無理せず、油断せず、続けることが大切。


Photo: Ikuo Kubota (OWL)
Styling&Model:Yoshimasa Hoshiba


最新刊となる7冊目は、いわゆる”ファッションの本”ではありません。性別問わず、誰しもが気になる人を惹きつける内面の魅力である色気の重要性。ファッション以前の人間的な、大事な部分について迫りました。色気があるとないとでは、仕事だけでなく、遊びや恋愛など、人生でのさまざまな局面が変わってきます。とはいえ、これと言った正解、とらえどころがないのが色気です。

異性を惹きつける性的な魅力が色気なのか? 髪型や体型、メイク、香り、ファッションなど外見をセクシーにすれば色気は出るのか? 肌の露出を高めボディタッチをすれば色気は出るのか? 逆に隠せば色気は出るのか? 雰囲気や仕草、目の表情、声に色気は宿るのか? はたまたダメ男やダメ女に色気はもたらされるのか? 上品な色気と下品な色気の違いとは? 男性が思う女性の色気とは? 女性が感じる男性の色気とは? 「色気力」とはいったい?

いろいろな経験をしてきたけど、まだまだ辿り着けない「色気力」。本書では、過去の失敗やコンプレックスを乗り越えながら学んだ「色気力」の正体に迫ります。巻末には、和文化総合プロデューサーであり、上品な佇まいからそこはかとなく「色気力」が溢れる美人エッセイストでもある森 荷葉さんとの対談「男と女の色気」もあります。お楽しみに!

あなたの基本を作り、周囲の人を心地良くさせるコツを紹介します。急速に変化する対人関係の在り方のヒントが満載の一冊です。ありがたいことに発売前から全国からたくさんの問い合わせをいただいております。ぜひ読んでいただけると幸いです。

「色気力」
(集英社文庫)

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【エロサバ】-Hoshipedia

「エロサバ」とは、エロいコンサバの略で、干場の哲学により生まれた造語。シンプルでベーシック、コンサバティブな洋服を着ているのに、なぜかエロく見えるスタイルのこと。例えば喪服の女性。成熟した大人の女性が喪服を着ていて、メイクもナチュラルで抑制しているのに、不思議と色っぽく見えるスタイル。例えば、普通の白いシャツを着ているのにも関わらず、胸元のボタンの開け方や袖口のまくり方でSEXYに見えるスタイル。粗悪な素材でデザインが変わっているシャツでは駄目。上質な素材でベーシックなシャツだからこそ、崩して着こなしても上品さが保てるのです。男性で例えるなら、仕立てられたグレーの無地のスーツを着て、上質な白シャツに黒の無地のネクタイのような極めてコンサバティブなスタイルをしているのに、内側から大人の色気が香るスタイルのこと。



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