ブラッド・ピットが映画で履いたことで再加熱した、個性派ブーツ
第337回目は、ミネトンカのブーツです。
1週間のスタイリングを振り返ると、なんだか変化がないなぁと思うことありませんか。特に足元! スニーカーが8割以上を占め時々革靴、という方が多いのではないでしょうか。もちろんそれもアリですが、時には遊び心あるお洒落を楽しんでこそファッショニスタというもの。食傷気味なお決まりコーデのアク足しに最適なのが、「ミネトンカ」の名作コンチョブーツです。
1946年に創業したミネトンカは、今年75周年を迎えるアメリカのシューズブランド。職人のハンドメイドで製造したモカシンやブーツで人気を博し、その伝統的な製法は今も変わらず丁寧な物作りを続けています。そんなミネトンカを代表するベストセラーが、こちらの「トゥーボタン ブーツ」。
本作が誕生したのは1968年。コンチョボタンとフリンジを配したスエードブーツは、当時のヒッピームーブメントも相まって若者の間で注目を集めました。それから一度展開がストップするものの、51年後の2019年、映画「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」でブラッド・ピッドが着用したことをきっかけに復刻。劇中のブラピのスタイルを見れば、デニムとの相性は抜群! もちろんチノパンやスキニー、ワイドパンツにも合わせやすく、汎用性の高さも見どころに。その上裾からちらりと覗くように計算されたコンチョが、大人の遊び心をさり気なく演出します。
テイストチェンジするのに、あれを変えてこれを変えて考える必要もなく、シューズ選びにひとクセ加えるだけで雰囲気は一変。手に入れやすいエントリープライスも魅力的ですし、マンネリにお悩みの方は、こんな一足を取り入れてみてはいかがでしょう。
定番の「クラシック モック」は、トゥーボタンブーツと同様しなやかなスエードを採用。軽量で返りのいいアウトソールを配することで、足馴染みがよく快適な履き心地を実現。また履き口が大きいので、手を使わずに足入れできるのもポイントです。
より上品さな履き姿を求めるなら、スムースとローハイドのコンビレザーでデザインした「キャンプ モック」がオススメ。フラットソール使用し、歩行しやすく耐久性も抜群。程よく光沢のあるクラシカルな佇まいは、キレイめなスタイリングとも好相性です。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Text:Hayato Hosoya
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ミネトンカカスタマーセンター support@minnetonkamoccasin.co.jp