メジャーだからこそ押さえておきたいポイントばかりです!
男性が必ず持っている靴といえばスニーカーですよね。働き方の多様性が急速に進む中で、最近ではビジネスシーンでも市民権を得つつあります。
スニーカーには「キャンバス地や柔らかいレザーなどでできており、靴底にゴムがついたカジュアル靴のこと」という定義があるのをご存じでしたか? ゴム底であるため、歩くときに革靴のような音がしないから、“忍び寄る”という意味の英語"SNEAK(スニーク)"からこの名前がついたんだそうです。
ローテクスニーカーが復活
スニーカーのイメージというと、ナイキの「エアー・ジョーダン」をはじめとしたハイテク靴をイメージする人も多いのでは? 一方で、40代以上の方の中には、かつて流行したVANやアディダスのスタンスミスなどのローテクスニーカーを思い起こす人もいることだと思います。
ファッションの回顧主義のせいも相まって、今の定番は昔ながらのローテクスニーカーです。
休日のコーディネートやカジュアルスタイルに、スニーカーは必要なアイテムとして外せません。中でも、特にローテクスニーカーは現在のスニーカーファッションの定番であり、お洒落でセンスの良いスニーカーが続々と絶えず登場しています。
ハイテクスニーカーはスポーツなどを行うときには良いですが、ファッションとして履きこなすには少々難しいというのがリアルな意見です。
スニーカーの履きこなし術
いくらローテクのスニーカーがファッショナブルになったといっても、履き方のコーディネートを間違えれば、ダサいおじさんスタイルになってしまいます。
スニーカーをスタイリッシュに履きこなすコーディネートの5箇条をお教えしましょう。
■その1:ビジネススーツにスニーカーはタブー
これはもう必ず守っていただきたいルール。いちばん重要といっても過言ではありません。
スニーカーが似合うのはあくまでカジュアルなスタイルです。フォーマルなスーツには似合いません。ニューヨークでは、スーツ姿にスニーカーで出勤する人を多く見かけますが、彼らはオフィスで革靴に履きかえているのです。
中にはコットン素材のスーツにシンプルなスニーカーを合わせるお洒落上級者もいらっしゃいますが、クリエイティブな仕事をしている人以外はスーツにスニーカーという組み合わせはTPOとしてふさわしくありません。
■その2:ジーンズとスニーカーの相性はバツグン。チノパンも良し◎
フォーマルなスーツにスニーカーは似合いませんが、ジーンズやチノパンなどのカジュアルなボトムスにはスニーカーがバツグンに合います。
スニーカーはジーンズやチノなどのカジュアルなボトムスによく合います。でも、フォーマルなウールのパンツとの相性はイマイチ。
その場合トップスはTシャツやYシャツでも良いですし、コートやジャケットを着てもOKです。
■その3:ベーシックな白もいいが、カラーでアクセントを
このボルドーのラインのようなシンプルだけど映えるアクセントも良し
スニーカーのカラーチョイスでベターなのは白です。白は清潔感に溢れ、どのコーディネートにもよく合います。しかし真っ白ではベーシック過ぎますので、何かカラーのアクセントがあると良いでしょう。
例えば、ブルーやグリーン、マルチカラーのストライプなどはシンプルでスポーティ、洗練されたイメージを印象づけられます。
■その4:クラシックなスニーカーのほうがよりスタイリッシュ
いわゆる「ペタンコシューズ」が定番になってきています
ハイテクで派手な厚底のスニーカーは、確かに履き心地としては申し分ありません。
しかし、やはりどうしても野暮ったい印象になってしまいます。ローテクでクラシックなスニーカーはよりファッション性が高いのでぜひ覚えておきたいポイントです。
クラシックを極めたこんなお洒落なレザースニーカーも◎
■その5:いつもきれいにしておくこと。特に、靴紐は汚れたら取り替える
スニーカーを履くときにいつも気をつけたいのは、汚れ具合。これも大事ですよね。せっかくお洒落に決めていても、靴を見ると汚れて黒ずんでいるといった人をよく見かけます。やはり清潔感がなく見えてしまって残念です。
とくに白の布地は汚れが目立ってしまいます
スニーカーは洗っても大丈夫なので、こまめに洗うことを心がけましょう。
スニーカーがくたびれて見えてしまう意外なポイントは「靴紐」。靴紐は古くなったら取り替えるようにしましょう。
以上、足元のお洒落の王道、スニーカーの履きこなし術を5個ご紹介しました。些細だけど重要なポイントばかりです。しっかり押さえてスニーカーをカジュアルシーンのファッションアイテムとしてぜひ使いこなして下さい。
Text:Shuto Shinichi