冬のアウターといえば、ダウンジャケットやブルゾン、レザージャケット、トレンチコートやPコートなど、さまざまなアイテムがあります。「今年の冬は何を着ようか」と考えるのは、洋服を愛する人たちにとっては楽しいひとときですよね。
そんな冬のアウターのなかでも昨今、注目を集めているのがダッフルコートです。
誰もが知っている定番コートですが、若い頃はよく着ていたけど最近はあまり……という方も多いのではないでしょうか。
今回はそんなダッフルコートの「大人ならではの選び方」と着こなしのポイントをご解説いたしましょう。
大人のダッフルコートの選び方
定番のダッフルコートと言えば、「大きなフードがついていて、浮き型のトグルボタン、そして裏地はなくオーバーサイズでざっくりと着るコート」という印象がありますよね。
もともとイギリスの海軍の制服の上に着るためのコートだったので、サイズが大きくユニフォームやミリタリーの要素のあるデザインが一般的です。
しかしそのダッフルコートも今や進化し、色々なデザイン・生地のものがあります。
学生っぽく見えず、大人の遊び心を感じさせるダッフルコートの選び方のポイントを抑えましょう。
【ウールの素材にこだわる】
ダッフルコートの生地は、素材にメルトンウールというフェルトのように密に織り上げたウールを使うのが主流です。
丈夫で保温性がある一方、重くて着心地があまり良くないのがデメリット。
そこで近頃では、ウールとカシミア混素材などの軽くて着心地の良い柔らかい素材のダッフルコートがたくさん出てきています。
より柔らかくより軽い生地のものを。自分の手で確かめたり、質感をくまなくチェックしたりして、徹底して選びたいところです。
【ボタンにこだわる】
ダッフルコートと言えば、ボタンはやっぱりトグルボタン。
麻紐のループにトグルという浮き型の留め具を付けたボタンです。コートの重要なアクセントとなる、主役部分と言っても過言ではありません。
若者ならばカジュアルな軽い素材のものでもいいですが、大人のダッフルならばホーン型の水牛のトグルボタンや味のある木製のトグルボタンを選んで、差をつけましょう。
また、ボタンをかけるループのカラーでアクセントをつけるのもおススメです。
着こなすポイントは " インナー "
コートそのものだけでなく、着こなしにも気をつけるべきポイントがあります。
ダッフルコートは基本的に裏地がないため、寒さに応じてインナーを重ね着して防寒しなければなりません。
また、フードがついているので、首回りや胸元を見せて着こなす必要があります。だからこそ、ダッフルコートコーデの決め手となるのは、必然的にインナーなのです。
寒さが厳しくないときには、カジュアルなシャツにカーディガンやベストをインナーに着用。ボタンをかけずに、さらっと羽織る感じで着こなすのも楽しいですよね。
冷え込むときにはざっくりしたタートルネックのセーターやフリース、ジップアップのセーターを着こみましょう。
定番色のネイビーやグレーのダッフルコートのインナーには、比較的にカラフルなインナーで遊びを取り入れるのもオススメです。
ダッフルコートで冬の装いを
着こなし次第で、無限大の幅が楽しめるダッフルコート。大人の選び方を抑えて、冬の装いを満喫してください。
FORZAがおすすめするダッフルコートはコチラからご覧になることができます。
あなたもぜひ大人のダッフルコートで今年の冬のおしゃれを楽しんでくださいね。
Text:Shinichi Shuto