暴走注意! 愛のサイドブレーキをお忘れなく
長雨の候、日本全国のダンナ様はご機嫌いかがでしょうか。今宵も恋多きJAZZシンガー「ぺぺ」より、ちょっと元気の出るコラムをお届けします。
さて、今回のイケナイ読者様からのご相談は、「彼女が好きすぎて、理性が抑えられません」という28歳の男性。ダンナ!さっそくお便り拝見いたしましょう。
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最近、年下の彼女ができました。
本当に可愛くて可愛くて。料理がうまくて、スタイルも良くて。非の打ち所がありません!
いずれ結婚を考えてますが、今はお互い実家に住んでいるので、この気持ちを抑えています。
理性が抑えきれません。
これにて一件落着さん 会社員(28)
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コロナ禍を吹き飛ばす、景気の良いメッセージをありがとうございます。寝ても覚めても彼女の事で、毎日夢心地のようですね。恋のブレーキはお忘れなく。
さて、恋と愛の違いに関しては、何度かご紹介させていただきました。恋というのは自分本位の欲望で、恋の始まりというのは、眩しすぎて何も見えておりませんから、大変危険なんです。
「好きで好きで、可愛くて」、何から何まで相手に対してやってあげたくなる気持ちも分かります。ですが、相手にとっては愛の押し売りになっていることもあって、意外とその値打ちが分かって貰えなかったりします。
また万が一、お相手の裏切りがあった際、“可愛さ余って憎さが百倍” というように、愛情と憎悪は表裏一体。愛が倍の憎しみに変わってしまうことがあります。加減は難しいですが、恋愛中というのは、愛のサイドブレーキをかけながら、100パーセント惚れないようにすることです。
ジャズも恋愛も、いい加減が、おすすめですよ。
【お答え】
恋愛中は、愛のサイドブレーキをお忘れなく。
大きな事故にならないように。
さて、今回ご紹介するナンバーは、『Beautiful Love』です。
「貴女の事が、好きで好きでどうしようもない」。愛のアクセル全開!誰にも止められない愛の暴走ナンバーです。恋が成熟して愛へと変わり、愛がそのうち、無償の愛に成る。これが本来の道筋だと思いますよ。人生に疲れた時こそ、ジャズに身を寄せて頂けますと幸いです。
では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。
■おすすめのJAZZソング
ピアノの音色に気&絶100!!
【一部 超訳】
美しい貴女、君はまさに謎そのもの
美しい人、僕に一体何をしたの?
今まで僕は平凡に暮らしてきた
君の唄に この魂が震えるまでは
美しい貴女、僕は宛てもなく迷子になった
君に愛される、永久の楽園を夢見てね
貴女だけがこの旅の道しるべ
美しい人よ、
僕の夢は叶うのでしょうか
Photo:Yoshihiro Kamiya,Getty Images
Text:RIKAPEPE
Illustration:Eri Sakai