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ニューマンから鉄仮面まで、6代目に当たるDR30型スカイラインがワンサカ。店舗のストック車両も1台や2台じゃありません。こりゃタマラン!

DR30型は1981年にデビュー。当時スカイラインといえば、男のシンボルのような憧れのモデル。

しかし、国内レース50連勝という金字塔を打ち立てた『GT-R=直列6気筒DOHCエンジン』を5代目モデルで失い、この6代目に至ってはボディ側面の特徴的なプレスラインである通称『サーフィンライン』まで喪失。多くのクルマ好き男子が涙したのであります。

とまあ、こんな経緯から歴代スカイラインのなかでもイマイチ人気薄だったDR30型ですが、あらためていま見ると新鮮です。

CMキャラクターに採用された『ポール・ニューマン』、TVドラマ『西部警察』では大門軍団の特別機動車両としてお茶の間に登場。中年にはそのすべてが走馬灯のように蘇ります。

デビュー1年を経過した頃、赤い結晶塗装が施された伝統のDOHCエンジンが、2リッターという同排気量ながら“直列4気筒DOHC”で復活。

さらに時系列的にターボ化され、最終的にはインタークーラーを装備。それなりにスポーツカーの野生を取り戻し、7代目へとバトンを繋ぎます。

そんなDR30型スカイラインに惚れ込んだ男、『ユーティリタス』の池谷代表は、リアルな6代目スカイライン世代でした。いまでもご自身が購入したDR30型を所有しています。

レストアスタイルは、クランプ類まで再メッキする徹底ぶりでオリジナルを再現。トコトンこだわります。

事務所にショットガンはありませんが、まさに「自分が責任を取ります」と言わんばかりの池谷さん。生涯DR30型スカイラインと共に、ユーザーをサポートし続けるに違いありません。
Text:Seiichi Norishige(中年B)
Video:Yoshihide Shoshima











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