ビジネス着用では、主張と抑制のバランスが重要です
今シーズンも、チェック柄人気は相変わらず。むしろ、英国人気がカジュアルにまで浸透する中とあって、オンオフで兼用できるチェックジャケットは、さらなる注目を集めています。比較的大人しいチェックだとビジネススーツでも取り入れやすいですが、もう少しチェック感を楽しみたいという人にはジャケットで取り入れると良いでしょう。人目を引くチェック柄は、スーツだとコスプレ感が出てしまうこともありますからね。
とはいえ、ジャケットにおいて取り入れる際にも注意は必要。ビジネスで着用するのなら、パンツは無地で、またVゾーンにおいても抑制を効かせるのがお約束です。ジャケット自体も、ベースカラーをブラウンやグレーなど落ち着いた色を選ぶのがポイント。それなら、チェック自体に色を効かせていても全体的なトーンが抑えられ、ビジネスシーンにも馴染んでくれます。ただし、パンツまでダークカラーを合わせると全体が重たくなるので、無地だけど明るいトーンを合わせることをオススメ。チェック柄の洒脱な印象を、引き立ててくれますよ。
Brooks Brothers ブルックス ブラザーズ
落ち着きと見栄えを両立する抜群の塩梅
ダークブラウンに、さりげなくも映えるブルーのプラッド柄。イタリアのイー・トーマス社製のウール生地による柔らかで滑らかな生地感も、その抜群な塩梅の発色を後押しします。やや高めなゴージラインと細身なラペルが特徴のリージェントフィットによる、洗練されたシルエットも見どころです。
Santaniello サンタニエッロ
クラシック顔ですが、着心地はスポーティです
クラシックなグレンチェックを纏いながらも、ウール×コットンのジャージー生地は実にコンフォートな着心地に。アンコン仕立ての柔らかさも、それを後押しします。ビジネス然としながらもリラックスした着心地を両立する、今どきチェックジャケットの好例です。
TAGLIATORE タリアトーレ
古臭くならない、色気ありの英国クラシック
男性的な色気を披露するタリアトーレの世界観を、より濃縮したピーノ レラリオ ラインからの1着。ワイドなラペルが強調するドロップ8のくびれウエストが、まさにそれに当たります。一方で、柄はグレンチェック×オーバーペンと、旬な英国クラシックに沿っています。
LATORRE ラトーレ
多色使いチェックは、こんなトーン抑え目が正解
軽く柔らかなアンコン仕立てながら、あくまで立体的に仕上げる辺りに、伝統的なサルトリアーレの手法が見て取れます。グリーン、ボルドー、ベージュと多色使いのチェックですが、全体的なトーンが抑えられているので、シックで落ち着いた印象に留めてくれます。
Photo:Naoto Otsubo
Styling:Takahiro Takashio
Model : Isao Takahashi(FORZAR)
Text:Masafumi Yasuoka
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