1月のジュネーブのS.I.H.H.に続き、3月にバーゼルで開催されたBASELWORLDにも行ってきました。FORZA STYLEでBASELWORLDを取材するのは今回が初めて。その様子はS.I.H.H.と同様に、近々にビデオで公開いたします。で、まずは、ダイジェストでのご紹介を。各ブランドの新作のなかから特に選んだモデルをお見せいたします。
2017年は1965年に誕生した国産初のダイバーズを復刻。2018年は1968年に誕生した10振動ハイビートと300m防水の2つの高性能を実現した歴史的ダイバーズを復刻。
と、このところダイバーズの名作を次々と復刻し、時計好きをよろこばせてくれているセイコー。セイコーのダイバーズのヴィンテージモデルって、いま改めて見るとスタイリッシュで独創的で、ヴィンテージ市場でも年々人気や価格が上がっているんですよね。
で、今年もやってくれました。復刻されたのは1970年のモデル。近未来的なフォルムが世界的ヒットとなったまさに名作ダイバーズです。
また、このダイバーズは冒険家の植村直己氏が1974年から76年にかけて行った北極圏1万2000kmの犬ぞり探検で使用したことでも有名。映画『地獄の黙示録』でマーティン・シーンが着用したのも、時計好きには有名なエピソードです。
というように今回も魅力いっぱいなのですが、今回ももちろん限定生産。なので、またしても速攻で売り切れちゃうこと確実。気になる方は、急がないと、ですよ。
メカニカルダイバーズ 復刻デザイン
自動巻き、SSケース、ケース径45mm、シリコンストラップ、200m防水。世界限定2500本。45万円(税抜)。(7月6日発売)
オリジナルモデルのデザインを忠実に再現しつつ、当時の150m防水仕様を200m空気潜水仕様へとスペックアップするなど、随所をアップデイト。
ストラップもピラミッド状のパターンをほぼそのままに、素材を塩化ビニールから強化シリコンに変更。風防ガラスも無機ガラスからサファイアクリスタルガラスに変更されています。
ケース裏蓋の馬蹄形のマークも当時と同じデザインで、古くからのセイコーファンには懐かしい&うれしいポイント。
下の写真は植村直己氏が実際に使用したものです。
【問い合わせ】
セイコーウオッチお客様相談室
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https://www.seikowatches.com
Text:Yutaka Fukuda