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FASHION フォルツァーのメガネ探し

【新メガネ選び】カウンセリングで「印象を変える」!

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“前のメガネとかぶらない”デザインや色をお薦めする

人気眼鏡店を巡るフォルツァー鳥居直樹のメガネ探し「似合ってナンボ!」。今回は、東京・丸の内の新丸ビル2階にあるアイウェアセレクトショップ「decora TOKYO(デコラ トウキョウ)」でのユニークなメガネ選びを体験する。

店長の岡部隆之さんは、「“自分でメガネを選ぶといつも同じカタチになって困っています”というお客様はとても多いので、カウンセリングによって“前のメガネとかぶらない”デザインや色をお薦めするのが当店の接客の特徴です」と言う。

店舗内のメインスペースにソファが置かれている理由

東京と神戸に店を構えるデコラ トウキョウは、各カテゴリーのトップブランドを世界中からセレクトし、お客様のライフスタイルにマッチしたアイウェアをプレゼンテーションするカウンセリングを行っている。そのシンボルが、ショップのメインスペースに置かれたソファだ。

鳥居 ゆったりとしたスペースで、メガネとサングラスが選びやすそうですね。

岡部 ありがとうございます。お客様の要望をお聞きしてメガネを5~10本ほど選び、ソファに座ってお話をしながら最適な一本を探していきます。何度目かの来店の方では、いきなりソファに座られる人もいますね(笑)。

鳥居 普通はメガネを選びに行くと、まず試着してしまうので、お話するのはメガネ好きには楽しいですね。

岡部 今掛けているメガネを拝見して、お仕事や年齢、好きな服装の感じ、趣味、オフの過ごし方などいろいろ伺って、ライフスタイルにマッチするメガネを推奨します。

鳥居 これまで何軒も取材していますが、「新しいメガネが前のメガネとかぶる」という話をよく聞きます。

岡部 洋服もそうですが、「好きなモノを選ぶ」と同じモノを選びがちです。また、「新しいカタチや色は似合わない」と一番強く思うのは自分自身です。新しいメガネを掛けたいのに同じになるのはもったいないので、カウンセリングによって似合わないという意識を排除し、新しい表情を発見してほしいと思います。


右がデコラ トウキョウの岡部隆之店長

スーツにも好相性のミニマルな印象の“横長”を推奨

岡部 鳥居さんは今、黒のラウンド型を掛けているので、同じ印象にならない“横長”をお薦めします。

鳥居 横長のメガネは自分では選ばないですね。

岡部 ボストンのようなラウンド型の流行が落ち着いてきて、海外ブランドなどでスクエアな横長のメガネが出てきています。表情にバリエーションをつける意味でもぜひ掛けてみてください。サングラスは、鳥居さんは週末にサーフィンをされているということなので、軽くてフィット感の良いスポーティーなデザインを選びました。

鳥居 最近のお客様の声で多いのは?

岡部 やはり「軽いフレームはありますか?」というリクエストですね。チタンや軽量樹脂を使ったものをお薦めします。

鳥居 こちらの主力ブランドを教えてください。

岡部 私が掛けているのはデンマークの「LINDBERG(リンドバーグ)」で、インポートでは「ic! berlin(アイシーベルリン)」や「MYKITA(マイキータ)」など、国産では「YELLOWS PLUS(イエローズプラス)」、「spec espace(スペック エスパス)」、女性デザイナーが手がける注目ブランド「KOMOREBI(コモレビ)」なども多く扱っています。新丸ビル2階のフロア構成で女性のお客様も多いですね。

男性のファッションは「引き算」のほうが上手くいく

岡部 鳥居さんは顔が小さくて、黒髪とヒゲの印象が強いので、ミニマルなデザインのメガネを脇役にする、つまり引き算をすることで、顔の印象が引き立ちます。今掛けているボストン型は印象を柔らかくしますが、スーツにも似合う横長のメガネにすることで、ビジネスシーンでの印象をグッと一段格上げします。

一本目に掛けたのは、シートメタルを使ったメガネのパイオニアとして知られるドイツの「アイシーベルリン」の最新作。スクエア型で素材の厚みは0.5mm。「ウェリントンタイプをモダナイズさせた現代的なシェイプで、天地を絞っていますが縦横のバランスが絶妙です」と店長。

鳥居さんは、「驚くほど軽い掛け心地ですね。ドイツブランドらしい質実さと程よいトラッド感がいいですね」と好感触。「横長のメガネと言われて、最初は大丈夫かなと思いましたが、これは軽さ、色合い、カタチのどれも高得点です」


「アイシーベルリン」4万9000円(税抜)

次に掛けたのは、「リンドバーグ」の代名詞である“ネジなし&軽量チタンヒンジ”のメガネ。「フロントの素材は自社開発の樹脂で、テンプルはワイヤー状のチタンを使用。縦が狭いフレームは印象がシャープになりがちですが、クリアなグレーで柔らかい印象をもたさします」と説明する。


「リンドバーグ」6万円(税抜)

世界に誇る眼鏡生産地・福井県鯖江市に伝わる卓越したクラフツマン精神が伝わってくる「スペック エスパス」のシートチタンで構成されたブロータイプのヒンジレスフレームは、「ノーズパッドがエア入りのシリコンパッドでとても快適な装着感があり、前面がアール状なので、スポーティーかつアーバンな印象があります」と説明。

鳥居さんは、「フレーム内側のフックにテンプルエンドを引っ掛けてコンパクトに収納できるのがユニークですね」と、独特な作りに関心を寄せる。


「スペック エスパス」3万6000円(税抜)

4本目は、「リンドバーグ」のチタンとシリコンを使った、弾力性に優れたワイヤー状フレームのメガネ。「掛けているのを忘れるほど軽くてビックリ。スーツに合わせるとキリッと引き締まって、トータルの印象が上がる気がします」と鳥居さん。

店長は、「横長のスクエアタイプは顔なじみが良く、目力を上げるので、プレゼンやミーティングの時、話す言葉に力を持たせたいときに掛けてください」と説明する。


「リンドバーグ」6万円(税抜)

週末を楽しむサングラスは、個性的なデザインをチョイス

クラシックなデザインをベースに、洗練された現代的なアイウェアにアップデートして人気が高い「イエローズプラス」の新作サングラス。「イエローズプラスはヨーロッパでも人気のあるブランドで、レンズの濃いグレーがトラッド感を強調します」と店長。

「自分は目が悪いのでサングラスも度付きレンズが必須なんですが、これは度付きにもできて、フレームの色と素材感が気に入りました」と鳥居さんは満足げだ。


「イエローズプラス」3万5000円(税抜)

「スペック エスパス」のサングラスは、特殊ナイロン系樹脂とチタンのコンビネーション。フロントの樹脂のマット感がある質感が独特で、フレームはネイビー。安定した装着感とノンストレスの掛け心地は試着する価値あり。


「スペック エスパス」4万円(税抜)

今春に発表された「イエローズプラス」の線が美しい六角形のメタルフレーム。「多角形はサングラスでも人気で、一番今っぽいサングラスですね。違った印象を加えたいときにぜひ掛けてみてください」と推奨する。


「イエローズプラス」3万5000円(税抜)

今回試着した全7本

【問い合わせ】
decora TOKYO
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸ビル2F 
03-3211-3201
営業時間:11:00~21:00(平日・土曜) 11:00~20:00(日曜・祝日)
無休(不定休館日有り)

Photo:Riki Kashiwabara

Text:Makoto Kajii

Edit:Ryutaro Yanaka



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