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WOMAN 媚薬ジャズの聴かせ方

「娘ほどの年齢の女性に恋をしてしまいました」そろりそろりさん(50)のお悩みとは?

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JAZZという、男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶してまいりました。この連載では、皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のアドバイスと共に、ちょっと元気が出るナンバーをご紹介してまいります。

甘やかすのではなく、時に厳しく、愛を持ってお付き合いを

列島各地より桜の便りに心弾ませる季節となりました。
全国のダンナ様はいかがお過ごしでしょうか。

御機嫌よう、恋愛中毒JAZZシンガー「ぺぺ」ことRIKAPEPEです。


JAZZというのは、男女にまつわる恋愛のストーリーがほとんど。男と女の歌を扱うのですから、酸いも甘いも人より多めに気絶して参りました。この連載では、ぺぺが毎回読者の皆様からいただいた恋愛相談に対して、JAZZシンガー目線のユルっとしたアドバイスと共に、ちょっと元気が出るJAZZナンバーをご紹介してまいります。

さて、今回のイケナイ読者様からのご相談は、「娘ほどの年齢の女性に恋をした」という50歳の男性からからのお悩みにお答えします。ダンナ!さっそくお便り拝見いたしましょう。

***
ぺぺさん、はじめまして。今年で50歳の私ですが、娘ほどの年齢の女性に恋をしてしまいました。

彼女は昼間はお堅いお仕事、夜はバーで働いているという超多忙な23歳です。夢に向かって一生懸命なところに惚れています。彼女と予約の取れない店で食事したり、週末旅行に行ったり。そんな時間が最近の僕の息抜きになっています。

ですが、彼女の今後の人生を考えると、既婚者である自分がサポートし続けるのは、ちょっと違うのかなと。悩んでいます。

そろりそろりさん 自営業 (50)
***

そろりそろりさん、何と春めいたご相談を頂きましてありがとうございます。人生の若輩者ではありますが、今回もぺぺ目線で好き勝手に申し上げさせていただきます。



いきなりですが、そろりさんの様に円熟した男性は、次第に欲しい物が無くなってきませんか。人生の浮き沈みも幾度か経験し生活やお金にも余裕がある今、唯一好奇心を刺激させてくれるものといえば、「若さ」なのではないでしょうか。

若さといっても、肉体的な若さだけではなく、純粋さ・世間知らずが故の発想の面白さなど。色んな意味での若さとは、人生経験を積めば積むほど、皆が平等に失われていくものだと思います。


@getty images

一方で、若い女が人様に与えられるものは、「若さ」くらいなものだと、あれこれ経験して辿り着いた自論です。それが故に、女性の若さは特権といわれても仕方ありません。値打ちがあるのは事実なのですから。そして結局、日本の男性は若くて物を知らない女と玄人がお好き(気絶)。距離感を持って良いお付き合いができますし、口うるさくなくて心地よい筈です。


@getty images

ですが、いくら可愛い娘でも、甘やかし過ぎはよくありません。貴方が彼女を生涯面倒みるのであれば話は別ですが、ご家庭もおありで、一時的な関係であるのであれば、優しく見守ってあげてください。彼女が自分できちんと仕事をして、自活できる姿を見守るのです。

何故なら、お金の値打ちというのは、自分の手で汗水たらして働かないとわかりません。自分の人生すらまともに歩けない女に、男の人生に寄り添うことなど出来ません。そこを若い頃から怠ってしまうと、彼女は永遠に男性に敬意を払えない女性になってしまい、貴方と関係が終わってしまった後に、大変ご苦労なさると思います。どうぞ、ご検討くださいませ。


そろりそろりさんをはじめとし、全国の旦那衆!若い娘を甘やかすのではなく、時に厳しく、愛を持ってお付き合いをしてください。引き続き、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。

【お答え】
可愛い娘の甘やかし過ぎにはご注意を!愛を持ってたまには厳しく接することも大事です。
一人の女性の成長を楽しみ見ながら、見守ってあげてくださいませ。


さて、今回ご紹介するナンバーは、『The Girl Form Ipanema』です。

若い娘がいくら可愛くても、声もかけずに胸の奥にしまっておいた方がいいこともあります。この曲の作者は当時35歳で、近所に住む美少女(当時15歳)に恋をして、即興で作ってしまったというのがこの曲なのです。

ため息交じりに聴こえるボサのサウンドに気絶。この曲を聴いて元気を出してくださいませ。そろりそろりさんの幸せをお祈りいたします。では、次のナンバーでお会いしましょう。艶ュー。

■おすすめのJAZZソング

アストラッドのアンニュイでエキゾチックなボサに気絶。

【和訳】

背が高くて、日に焼けて可愛い、イパネマの娘がやって来る

僕の隣を通り過ぎるけど、ただ通り過ぎていくだけ

歩く様は、まるでサンバのようだね

クールなスイングで、優しく縦ノリ

彼女を見てると悲しくなる

どうやって声を掛けたらいいんだろ?

僕の心をあげてもいいのに

毎日、彼女は海へと歩いてくよ、僕のほうじゃなくて

通り過ぎ、笑いかけてみたけど
全然目が合わない(笑)

Photo:Yoshihiro Kamiya,Getty Images
Text:RIKAPEPE
Illustration:Eri Sakai




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