Gorillaは、いま時計好きたちに大注目されている、新進気鋭の時計ブランド。
最大の注目点は、フォージドカーボンやセラミックといった今日の時計界の最先端を行くハイテク素材を使用しながらも、ファーストコレクションは10万円台、セカンドコレクションは20万円台、という驚くべきリーズナブルなプライスに設定されていること。さらに驚くのが、しかし全モデルが250本や500本といったわずかな数の限定生産で、だから簡単には買えない、というところ。
つまりGorillaは「リーズナブルだけど手が届かない」という、不思議なラグジュアリーウォッチなのです。
で、そんなところが通好みで、目の肥えた時計好きも大絶賛。取り扱いショップが東京の「ISHIDA」や神戸の「カミネ」、高松の「アイアイイスズ」などの名店ばかりであるのも特筆点で、つまりはそういう名ショップの目利きたちもがその価値を認めた「お墨付き」ということ。そこも大きな魅力なのです。
さて。そんなGorillaが先の2月に、日本で新作発表会を開催。
新作「ファストバックGT・ドリフト」の特徴は、3枚のディスクが「時」を表示しながらダイヤル上部の「分」を指し示して時刻表示をする、という超複雑機構。
というと、時計マニアであればピンとくるかも。そうです、オーデマ ピゲが1991年に発表した超複雑モデル「スターホイール」と同じ。それをより高精度に、さらに秒針を加えるなどして、高次元で完成させているのです。
そして白眉は、そんな超複雑モデルでありながらも、60万円アンダーという驚異的にリーズナブルなプライスであること。しかも世界限定250本で、やはりリーズナブルだけど手が届かない。うーむ、これは時計好きならシビれます、絶対に。
なお、新作発表会には創業者のオクタヴィオ・ガルシア氏とルーカス・ゴップ氏と、ムーブメント開発を担当したヴォーシェ・マニュファクチュール・フルリエの開発・製造責任者である浜口尚大氏が、スイスより来日して出席。マニアックな質問が飛び交う、熱く楽しいひとときでした。
自動巻き、フォージドカーボンケース、ケース径44mm、ラバーストラップ、100m防水。世界限定250本。予価58万円
【問い合わせ】
G&Rジャパン ☎03-5422-8087
http://www.gorillawatches.jp/