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倦怠感は病気のサイン? 疲労を回復させる効き目絶大な方法とは

2019.2.24 2019.2.24
2019.2.24

身体がだるいだけだから……って甘く見てませんか?

「最近仕事続きで、身体がどうもだるいなあ……」と感じてはいませんか? 倦怠感を「大したことはないだろう」とか「気の持ちようだ」なんて言って気づかないふりをしていると、身体が発する重大なシグナルを見逃してしまうかもしれません。

そこで、あなたの倦怠感の原因は何なのか考え、正しい対処法を知ることが大切となってきます。だるさや疲れを見過ごさず、元気に明日を迎えましょう!

倦怠感の原因は疲れだけじゃない!

身体がだるいと感じているのに、疲れているだけだからと簡単に考えている人は多いことでしょう。もちろん、仕事が忙しかったり激しい運動で身体を動かしたりして身体が疲れることで、倦怠感を感じることもあります。しかし、実はその倦怠感が命に関わる病気のサインかもしれないのです。

倦怠感というのは、人間の身体に備わったアラーム機能です。怪我をすれば痛みを感じるのと同じように、倦怠感は身体が「そろそろ休ませて」とメッセージを発しているために起こるのです。病気であれば治療が必要となりますが、病気ではなかったとしてもきちんと休息を取ることが大切です。

それでは、あなたの倦怠感の原因が何なのか探っていきましょう。

①風邪やインフルエンザなどの感染症

倦怠感を感じたときに多くの人が真っ先に思い浮かぶ原因、といえば風邪ではないでしょうか。冬の流行シーズンであれば、インフルエンザも疑われますね。これらの場合、身体の中の細菌やウイルスをやっつけるために攻撃することで体力が消耗したり、発熱を伴うために熱っぽさがあったりして、身体がだるいと感じます。

軽い風邪なら市販の薬を飲んで寝れば治ることも多いですが、こじらせてしまうと他にも肺炎などのやっかいな病気にかかってしまうことも。何日も続くようなら、早めに病院を受診して医師に診断してもらいましょう。

②糖尿病や慢性肝炎・肝硬変

糖尿病で倦怠感とは、少し意外な気もしますよね。血糖値が高い状態が慢性的に続いてしまう糖尿病ですが、悪化することによって喉の渇きや体重の減少とともに倦怠感も症状として表れることがあります。

肝機能の異常が長期にわたって続くのが慢性肝炎、炎症により肝臓の組織が硬くなってしまうのが肝硬変です。いずれも自覚症状があまりないことがよくありますが、食欲不振と倦怠感が見られる場合もあります。

③甲状腺ホルモンに関係する病気

甲状腺ホルモンが通常より過剰になると甲状腺機能亢進症、不足すると甲状腺機能低下症になります。甲状腺機能亢進症では普段より暑いと感じやすくなるほか、動悸や震えを覚えたり、体重が減ったりといった症状が見られます。甲状腺機能低下症では反対に体重が増加したり、便秘やむくみの症状が出たりするのに加えて、気分が落ち込みやすくなることもあります。いずれも倦怠感の原因となり得る病気です。

④睡眠時無呼吸症候群

眠っている間に呼吸が止まったり、極度に少なくなったりする睡眠時無呼吸症候群は、そのせいでいびきをかいたり、眠りが浅くなったりしてしまいます。そのため倦怠感や眠気などに襲われるのですが、寝ている間に起こるので自分ではなかなか気づきにくいのがやっかいなところです。

家族と暮らしている場合であれば、寝ている間にチェックしてもらうようにすればいいでしょう。一人暮らしの場合は、寝言を録音するアプリなどを活用していびきをかいていないか調べましょう。

⑤がんが進行しているサイン

正常な身体の細胞ががん細胞へと変化していくことで、がんは発症してしまいます。がんがだんだん増殖していくとき、正常な細胞の栄養を奪うことによって大きくなっていくため、それが倦怠感を引き起こすこともあるようです。たかが倦怠感、と思ってあなどらないほうがよさそうですね。

⑥慢性疲労症候群

倦怠感だけでなく、頭痛や筋肉痛、不眠や発熱、のどの痛みなどの状態が数ヶ月続いている場合は、慢性疲労症候群という病気かもしれません。「慢性疲労」と聞いて、ただの疲れだと軽く見てはいけません。慢性疲労症候群はただの慢性疲労とは別物で、日常生活に支障をきたすほどの強い倦怠感が半年程度続くという病気です。

慢性疲労症候群は、身体的症状のほかにも、認知機能や集中力の低下が特徴として挙げられます。物事を考えたり判断したりすることが難しいと感じるようになり、仕事でも長時間集中していられずミスを頻発してしまうのであれば、自分を責めずに病気を疑ってみましょう。

⑦精神的な疾患が身体に影響することも

人間の心と身体は密接につながっています。気分が激しく落ち込み日常生活にまで影響を及ぼすうつ病や、強い不安や恐怖を覚えてめまいなどを引き起こすパニック障害などの精神疾患は、食欲不振や睡眠障害といった身体的症状や倦怠感を感じることもあります。

身体の不調を感じたら、まずはかかりつけの内科医などに相談して指示を仰ぎ、そこで勧められたら精神科に行ってみましょう。病気の診断を受け、処方される薬と医師の治療によって状態がよくなれば、身体も元気になっていくでしょう。

身体がだるいときの疲労回復法

病気ではないけれどなんとなく疲れが取れず、毎日身体がだるいと感じるという人は、疲労回復のための方法を試してみてください。ストレスや睡眠不足、栄養不足や疲労などが蓄積されることがなかなかスッキリしない倦怠感の原因となっている場合も多くあります。重くのしかかっていた倦怠感がなくなれば、身体も心も軽くなりますよ。

①良質な睡眠をとる

睡眠をしっかりとることで、眠りについてから3時間後までの間に分泌される成長ホルモンが壊れた細胞を修復し、疲労回復につながります。また、規則正しい睡眠は自律神経を整え免疫力を高めてくれるため、体調を崩すこともなくなるでしょう。

ただし、長時間寝ればいいというものではなく、睡眠の質を高めることが重要です。夕食は寝る3時間前までに済ませておくと、睡眠時に胃腸が活発に消化活動を行っていて身体が休まらない……という状況を防ぐことができます。リラックス効果のあるアロマの香りや身体を温めてくれるホットドリンクは、上質な睡眠に導いてくれる心強い味方です。

眠る場所や環境にもこだわりましょう。寝る直前にパソコンやスマホの画面を見ないようにして、ゆるやかに空調を効かせて着心地のよい寝間着を選びます。自分の身体や好みに合った枕とベッドで、部屋を暗くして就寝すれば完璧です。そこまでできないという人も、どれかひとつだけでも意識すれば今までより質の良い睡眠が得られるでしょう。

②疲労に効果てきめんな栄養を摂る

栄養不足が倦怠感の原因にもなるほか、疲れた身体に効く栄養を摂ることで疲労回復できるため、栄養たっぷりな食事はとても大切です。食欲がないときはなるべく人と一緒に食事をする、食欲が増すような味付けのものを選ぶなど工夫して、少しでも食べるようにしましょう。

豚肉やレバーには、体内のエネルギーを作り疲労回復を促すビタミンB群が多く含まれています。また、鶏肉に含まれるイミダペプチドは科学的に抗疲労効果があると証明されており、特にむね肉に多く含まれています。

緑黄色野菜や柑橘系の果物にはビタミンCが多く含まれ、慢性疲労の原因となる活性酸素を取り除く抗酸化作用の働きがあります。ナッツ類に多く含まれるビタミンEにも同様の効果が期待できるため、一緒に食べるのもよいでしょう。

疲労回復のために栄養を摂ることは非常に大切ですが、自分の好きな食べ物を食べるだけで元気が出るというのも一理あります。おいしいものを食べて心にも栄養を与えてあげましょう。

③適度に運動をする

しんどいときに運動なんてしたら、よけいに疲れてしまうのでは? と思ってしまいがちですが、じっとして血流が滞るよりも全身の血行をよくしたほうが疲労回復の効果があります。とはいっても激しい運動をするのではなく、軽めの有酸素運動や、ストレッチなど身体をほぐせるものがオススメです。

ウォーキングや軽いジョギングは筋肉への適度な刺激に加えて、心を落ち着かせるセロトニンという物質の分泌も促します。ストレッチやヨガは縮こまっていた筋肉を伸ばして血行をよくするため、全身に酸素や栄養が行き渡って疲労回復を促進してくれます。マッサージも筋肉をほぐして血行を促進し、リンパの流れもよくなるので、疲労蓄積の原因となる老廃物が排出されます。

何より、デスクワークと通勤電車と家のルーティンの中で運動を取り入れると、気分転換やリフレッシュの効果があります。肉体的にはもちろん精神面でも、無理のない範囲であれば少し身体を動かしたほうがよいと言えるでしょう。

④ゆっくり湯船に浸かる

普段、お湯を溜めるのが面倒だからと入浴をシャワーで済ませてしまっている人は、38℃~40℃くらいのぬるめの湯船にゆっくり浸かってみてください。副交感神経が刺激されてリラックスできるのに加えて、身体をあたためたことによって体温が下がっていく過程で深い眠りにつきやすくなり、良質な睡眠につながります。

また血行が促進されるため老廃物の排出にも効果があり、入浴剤などを入れれば香りのリラクゼーション効果も期待できます。スマホなどをいじらず湯船でポカポカ温まりながらぼーっとする時間自体現代では貴重なものとなっているので、ぜひお湯を溜めて入ってみてください。

ただし、40℃を超える熱いお湯に入ってしまうと、眠りにつくどころか交感神経が刺激されて覚醒状態になってしまい、目が冴えて寝つきが悪くなるので逆効果です。アツアツの湯船が好きな人もいるとは思いますが、疲れを取るにはぬるま湯に長く浸かるのが大切です。

⑤ストレスを溜めない

真面目で責任感が強い人や周りに気を遣う人ほど、ストレスを感じやすいものです。ストレスが倦怠感の原因になるほか、うつ病などを引き起こすことにもなるので、心身ともに健康に暮らすためにはストレスは大敵といえます。

上司・同僚・部下、取引先といった職場の人間関係や、家族や友人など親しい間柄の人との関係、転職や異動、身内の不幸や引っ越しなどの大きな環境の変化、部署で大役を仰せつかったプレッシャーや度重なる残業・休日出勤などの仕事にまつわる問題、その他にもストレスの原因はさまざまです。

ストレスを感じないというのはなかなか難しいので、なるべく原因を取り除き、適度にストレス発散して溜め込まないようにするのがよいでしょう。趣味に打ち込んだり、休暇を利用して旅行で非日常を味わったり、身体を動かして汗をかいたり、リフレッシュできる方法を自分で見つけておくようにしましょう。

悩みを相談できる相手がいるというのも重要です。いざというときに何でも話せる存在は、もしあなたががんばりすぎていれば止めてくれるでしょうし、困っていれば手を差し伸べてくれるでしょう。多くなくてもいいので、そういう関係の人がいるとよいですね。

まとめ

倦怠感があっても、「これくらいは平気」「無理すればなんとかなる」と思って病院に行かず、重大な病気の兆候を見逃してしまっている人もいるかもしれません。しかし、最悪の場合は命を落とす危険性のある病気を倦怠感により早期発見できれば、治療で治せることもあるでしょう。

倦怠感が数日ではおさまらず何週間も何ヶ月も続いているという場合や、身体が重くて何をする気にもなれず仕事や日常生活に支障が出ている場合、他の症状を伴っていたり十分に身体を休めても治らなかったりする場合などは、迷わず医師に相談しましょう。病院に行くほどではないのであれば、まずはきちんと身体を休ませて疲労を取り除くようにして、ストレスもうまく解消できるようにしてください。

倦怠感のない健康な自分で、明日からもはつらつと日々を過ごしましょう!

Photo:Getty Images
Text:N.M

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