『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、野暮ったくなりがちなダウンベストを都会的に着こなすスタイリッシュなコーディネート方法について学びたいと思います。
LESSON207 ダウンベストを都会的に着こなす方法
スポーツアイテムがトレンドの今季、注目されている春アウターと言えばダウンベスト。軽くて温度調整もしやすく、寒さが残る春先に1枚あると便利ですよね。しかしこのアイテム、格好良く着こなすにはかなり難易度が高いんです。サイズ感や色選び、着こなしを間違えると途端に野暮ったくなり、彼女や奥さまが悲鳴を上げるほどダサいコーデに仕上がることも……。
そんなトラウマに怯え、未だに着るのを避け続けるダンナのために、今回は失敗しない都会的なダウンベストの着こなし方法をヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
体型を美しく見せるネイビーカラーのダウンベストを着用するヨハネス・ヒューブル。ジャストサイズをチョイスすることで体型を美しく見せることができ、スタイリッシュに決まります。脇や胴回りが余ると野暮ったくなるので、サイズ選びが重要な鍵となるのです。
また、ダウンベストはスポーティなアイテムですが、ネイビージャケットを着こなすように白シャツやスタイリッシュなチェルシーブーツなど、あえてドレスアイテムをMIXさせてコーデするのが最大のキモ。ニットやパンツなど他のアイテムをネイビーワントーンで纏めれば、こなれ感がアップし、都会的でスタイリッシュに見せることができます。
お洒落に見せたくて挿し色を多用すると、街に馴染まず浮いてみえたり、幼くみえるリスクもあるので、ダウンベストビギナーのダンナはやめておくのが賢明です。仕上げに艶のあるスタイリング剤で前髪をアップさせてセクシー&ヘルシーな髪型に整えればOK! ダウンベストの艶感とリンクさせて若々しい印象も手に入れましょう。
まだまだ朝晩の寒さが激しい3月。ダウンベストを上手く着こなして、ドライブや花見など春のお出かけコーデを広げてみてはいかがでしょう。
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
袖部分を二ットにし、とろけるほど柔らかく滑らかな袖通しが特徴なカシミヤシルクを採用。
カシミヤシルクは保温性抜群なのが特徴な為、肌寒い夜などカットソーの上に羽織るにも最適な一着。
ドライタッチでシャリ感のある生地"ジーロイングレーゼ"は清涼感抜群。通気性が良い上に、凹凸があるので肌への接地面が少なく、気温や湿度の高い時期でも快適な着心地です。白ですが透けることを気にしないで着られるのも◎
スラックスのディティールを受け継ぎながらも、遊び心ある自然的な加工やステッチワークにデザインや素材感、上品にバランスが取れたアクセントが特徴的な一本です。
カントリーな雰囲気を漂わせやすいこのデザインですが、履き口をコンパクトに、気持ちロングノーズなスマートシルエットを採用することで上品さとエレガンスがかなり高まっており、オーバーミドルに相応しい気品と色気を漂わせる仕上がりになっています。
Photo:Gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto