『FORZA STYLE』では、シンプル&ベーシックな装い方をしているセレブをピックアップし、その着こなしやアイテムをご紹介。今回は、ブルーデニムを使った上品なジャケットスタイルをヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
LESSON205 ブルーデニム×ジャケットを上品に着こなす春コーデ
何年も穿き込んだような色落ちさせたブルーデニムは、流行に関係なく毎シーズン春夏の主役となる1本。夏場なら鍛えたボディにTシャツとスニーカーさえあれば、コーデが完結する高コスパなアイテムでもあります。今回は、味出しブルーデニムを使った40男に相応しい上品なジャケットスタイルの作り方をヨハネス・ヒューブルから学びたいと思います。
タフな男らしさを象徴するストレートラインのブルーデニムをチョイスしたヨハネス・ヒューブル。濃度50%ほどの色落ち&立体的なヒゲによって、愛用し続けたようなヴィンテージ感が漂っています。
大人の上品さを失わないように腿の穴をリペアしているのがポイント。ブラックのテーラードジャケットを加えることでモード感がアップし、カジュアルなブルーデニムをシックにまとめることができます。
上品な着こなし方法としてキモとなるのはインナー作りです。バストンチーノと呼ばれる細ピッチのブルーストライプシャツにクルーネックニットとハイゲージのジップニットを重ね着し、スポーティかつドレッシーな見せ方を意識しているのがわかります。
足元にはスニーカーではなく、スマートなラストのスエードブーツ。ワイルドなブルーデニムと真逆なアイテムを組み合わせることで上品さをキープし、子供っぽく見えないように上手くバランスを取っているのです。
デニム以外のコーデは全てドレスアイテムで固めるということが上品さをキープするキモとなっています。さらに、シャツに合わせてポケットチーフを同じストライプ柄でリンクさせているのが上手いですよね。こうしたちょっとしたセンスが、大人の余裕を感じさせる大きな差になるのです。気温も上がってコートが不要になる春先のデートに、ぜひトライしてみてください!
Photo:Gettyimages
Text:Satoshi Nakamoto
【ヨハネス・ヒューブルのように装うならこんなアイテムがオススメ】
ザ ジジ / 2Bジャケット / シアサッカー(コットン×リネン)
時と場所を問わずブレザーを着るような感覚、いつまでも着たいと思えるほどに着心地を追求した2つ釦のセンターベント仕様。3パッチのポケットはリラックス感のある雰囲気を醸し出しており、”THE GIGI”を代表するモデルとなっています。
ザノーネ / ジップアップ コンビ ニットブルゾン
スポーティなイメージの強いブルゾンがニットになるだけで雰囲気が一変。いわゆるベースボールジャケットタイプを「ZANONE(ザノーネ)」ならではの味付けでオトナが着るに足る1着に仕上げました。
グランサッソ / ヘリンボーン クルーネック ニット(コットン)
ブリティッシュテイストの流れから注目を集める"ヘリンボーン柄"を見事にニットに落とし込んだ、ベーシックでありながらもイマドキ感ある1枚。
アヴィーノ・ラボラトリオ・ナポレターノ / ストライプ レギュラーカラー シャツ
着心地や見た目を左右する肩とアームホールのフィット感を重視し、それに合わせてゆとりが大きかった身幅をスリムに見えるようアレンジ。ウェスト部分はダーツを入れずにパターンとカッティングでナチュラル且つエレガントにシェイプを効かせるようにしました。
すっきりとした股上に程よいテーパードが入るモダンなシルエットの1本。ジャケットスタイルからカジュアルまで、スタイル問わず着用できる定番のモデルです。