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HEALTH 「超名医に聞け!」

お口のニオイはゼロにできる! ビジネスマン必見の最新治療とは?

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毎晩、ちゃんと歯磨きしているから、虫歯もないし、歯周病でもないーー、そう思っているそこのダンナ。なんと日本人の成人の約80パーセントが歯周病ですって。歯周病を放っておくと、歯の周りの土台となる歯櫓骨が溶け出し、歯を支えきれずに歯を失うなど、恐ろしいことになります。

一体全体、自分の口の中はどうなっているのだろう。そんな漠然とした不安に答えてくれたのが、「医療法人社団研裕会 紀尾井町プラザクリニック」の根深研一理事長。当クリニックでは、「口内除菌プログラム」で、歯周病菌と虫歯菌を除菌して、口臭を限りなくゼロにしてくれるといいます。

「身体の健康状態は口腔内と密接に関係します。口腔内のケアを疎かにしていると、歯周病菌が歯肉から血液中へ侵入し、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞、肺炎などの様々な疾病の原因になることが判明しています」


44歳、好き放題飲んで食べてきた、本誌メディカル担当記者(44歳)の口内やいかに。まずは高級ホテルのラウンジにいるかのような待合室でカウンセリングを行います。

今回のメデス口内除菌プログラムは、虫歯、歯周病、口臭の原因である口腔内の細菌感染を、原因の根本である細菌感染症から治療を行う、というもの。フツーの歯科医で行なわれている、歯を削る、銀歯などで詰める、かぶせるといった対処療法ではないようです。

「口内に生息している細菌が虫歯、歯周病、口臭の原因となっていることがわかっています。口内除菌で、悪玉菌を減らし、善玉菌を増やし、口腔内の菌のバランスを整えます。治療の前の予防に力点を置いています。
国民皆保険ではない、アメリカでは虫歯一本の治療費が10万円~といわれています。日本の保険制度は世界でも類を見ない安価で気軽に治療ができる良い制度であります。ただ、疾病前の予防は保険治療の範ちゅうに入りません。日本では安価に治療できてしまうことで、『予防歯科』への浸透が深まりません。従来の『痛くなったら治療する』ではなく、虫歯や歯周病になる前の段階から口内を除菌し、『お口の健康をキープする』という逆転の発想をしているのです」

日本人は口臭がキツい、とも言われます。国連のエレベーターの中で口臭が漂うと、「この中に日本人はいるのか?」と問われるという笑えない笑い話もあるようです。『予防治療』への意識の低さが口臭にも現れる、ということです。
「口臭の原因は、歯周病菌が新陳代謝ではがれた頬や歯茎の粘膜や血液の成分を分解し、揮発性硫化化合物(VSC)と言われるガスが発生させるからです。
腐った卵の匂いのする硫化水素、腐った魚の匂いがするメチルメルカプタン、生ゴミのような匂いがするジメチルサルファイドという3種類に大別されます。その原因である、歯周病菌を除菌すれば、口臭の根本から防ぐことにもなるのです」


早速、ガス測定器をくわえて口臭ガスを測定します。
測ってみるとーー、
硫化水素571ppb(認知閾値112)、メチルメルカプタン130 ppb(認知閾値26) 、ジメチルサルファイド121ppb(認知閾値8)

絶望的な数値が出ます。逆三冠王に驚いている場合ではありません。さらに心を折られます。


歯茎から血液を採取し、顕微鏡の映像を直接見ることができるのです。その映像を見ると、モニター内をところ狭しと歯周病菌が動き回ります。うようよ、いるわいるわ、ミミズのような歯周病菌が。あまりにも活発な歯周病菌を間近にし、驚愕し、へこんでいる本誌記者を他所にうきうきとした様子の根深先生がこう言います。


「残念ですが、たくさん歯周病菌がいますね。歯磨きをしっかりしても、定期的に歯垢をとっていても歯周病菌は除かれませんから。ここで数値があまり出ないよりも、閾値を何倍も超えた数値が出たほうが、治療の効果が出ますから」
心を締め上げる三角締めはまだ終わりません。


次に唾液を集めて、虫歯菌の数を検査すると、「危険域」のピンク色になっていました。
「40代は危険な年代です。40代から唾液の分泌量が減少し、口の中の環境が変わってくるからです。何も手を打たなければ、一気に歯周病が進行する年齢ともいえます。今後、多くの歯を失ってしまい入れ歯や部分入れ歯となれば、噛む力も弱まります。弱まると噛むための顔の筋肉が衰え、しわやたるみが生まれ、表情も若々しさを失います」


 

実際にメデス口腔除菌プログラムの治療を行います。
まずはうがいから。口腔洗浄液メデスでうがいをします。公営プールの水の味がします。
「虫歯菌、歯周病菌はバイオフィルムという強固な膜で守られています。通常の歯磨きなどの口腔ケアではこの膜を打ち破ることができません。メデスは分子量が小さいので、このバイオフィルムにも浸透し、虫歯菌・歯周病菌を除菌する力があります。除菌効果がありながら、身体への影響は低い、次世代口腔洗浄液です」


次に本格的な治療です。メデスを噴出する機械で除菌をしながら、歯石、歯垢を取り除きます。上下の一本一本が丁寧に磨かれます。今回、初体験となったのは歯茎の中まで洗うことです。歯茎の中から黒い粒が出てきました。食べ残したゴマではありません。この黒い粒は歯茎の中の歯石で、歯周病の大元です。この段階で口の中の爽快感が自分自身でもわかります。舌べらで歯や歯茎、ほっぺを舐めても粘着きやザラザラしていた感覚が消え失せています。


舌べろの清掃も行います。舌苔といって舌べろに歯周病菌が積もり苔と化しているのです。舌がピンク色ではなく、白っぽくなっていたら舌苔が付着していると考えましょう。

NEXT>>>果たして治療の結果は?



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