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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine

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数多の時計の中から選ぶ3本とは

目利きと買い物マニアが集まるFORZA STYLE編集部。こだわりの強い編集部員たちが、いま買うべき時計を厳選してご紹介。ダンナの趣味と合うのは、どのエディターのチョイスですか? 干場編集長も目を皿にして熟読した人気企画のまとめをお楽しみください。

こじラグ ヤナカが選ぶ3本

"こじラグ" ヤナカがいま狙っているのは、シンプルながら存在感があってスーツ姿に似合い、大人の魅力を引き出してくれる格上げ時計。30歳を迎えた際には、カジュアルシーンで威力を発揮してくれるパネライ ルミノールマリーナを清水ダイブしたので、40代は思い切って大台超えにチャレンジしてみようかと画策しております。

この手のシンプルながらラグジュアリーな時計は、自分だけでなく子や孫の代まで受け継げる、まさに"ヤナカ&SONS"としての清水ダイブになるので、高額であっても少しは気が楽(笑)。本当に良いものを大切にバトンしていくって素晴らしいですよね。でも、いまの自分には 200万アンダーが限界かな…。

グランドセイコー 「初代グランドセイコー リミテッド コレクション 2017 復刻デザイン」

キャリバー9S64、メカニカル 手巻、最大巻上時約72時間(約3日間)持続、18Kイエローゴールドケース 、デュアルカーブサファイアガラス、内面無反射コーティング、外径38.0mm×厚さ10.7mm、 76.0g、クロコダイルバンド、日常生活用防水、「世界限定353本」
180万円(税抜)/グランドセイコー

「世界に誇る最高の腕時計」という言葉通り、どこに持っていってもまったく引けを取らないグランドセイコーの逸品。自分も世界に誇れるよう精進するという意思を固めるべく「初代グランドセイコー リミテッド コレクション 2017 復刻デザイン」を腕に巻きたいと思ってます。

シンプルでありながら格調の高さを感じさせるデザインはスーツにもピッタリですし、ひと周り大きい38.0mmというケース幅は僕の体型にもフィット。プラチナケースとも悩んだのですが、300万オーバーは、いまの僕ではまだまだ分不相応…。ただ、そこまで昇りつめるべく努力していく所存です!

カルティエ「ドライブ ドゥ カルティエ」

キャリバー 430 MC 手巻きメカニカルムーブメント マニュファクチュール。18Kピンクゴールド製ケース、縦:38 mm、幅:39 mm、厚さ:6.6 mm、18Kピンクゴールド製八角形リューズにファセットを付けたサファイア。サテン仕上げのサンレイ シルバーダイアル、ローマ数字、ブルースティール製剣型針。サファイアクリスタル。セミマットブラウン アリゲーターストラップ、18Kピンクゴールド製アルディロン バックル 18 mm。日常生活防水
160万円(税抜)/カルティエ
Vincent Wulveryck © Cartier

カルティエの新作「ドライブ ドゥ カルティエ」の魅力は、なんといっても、そのスリムさ! やっぱりスーツ用の時計はある程度 薄型で、腕のラインに馴染むのが嬉しい。クッションシェイプの美しいケースは、程よい存在感を感じさせながらも、袖口で一切邪魔にならず、快適な着け心地を約束してくれます。

カルティエらしいローマ数字、ブルースティール製の剣型針の存在感を際立たせるべく、ヤナカが選んだのはシンプルな2針のモデル。18Kピンクゴールド製ケースに、セミマットブラウン アリゲーターストラップというコンビネーションも僕好みです!

ジャガー・ルクルト「レベルソ・クラシック・ミディアム・デュオ・スモールセコンド」

表裏で異なる時間帯を表示するデュオ・モデルの新作にスモールセコンドを搭載。表ダイヤルには時・分・スモールセコンド、裏ダイヤルには2時間帯表示、24時間表示のデイ/デイトを表示
89万円(税抜)/ジャガー・ルクルト

仕事で海外へ出向くことが多いのに加え、時間さえあればノンビリと海外旅行へも行きたいタイプ。ただ、海外へ行ってる間も容赦なくメールや電話が鳴り響き、日本との繋がりってのを断ち切ることができません。この繋がりが切れるのなら、現地時間を正確に拾ってくれる電波時計が便利なんでしょうが、つねに現地と日本 2国の時間を気にしないといけない……。

そんな自分に最適なのが、ジャガー・ルクルト「レベルソ」のデュオ。裏面に第2時間帯を備えてくれているので、旅先でも日本の時間がすぐ分かり助かります。2017年の新作はサイズも42.9×25.5mmと、ややコンパクトになり、スーツとの相性も抜群! ゴールドもリリースされたら嬉しいんですが、海外でスーツ以外のときも着けることを考えると、ステンレススチールケースで良いのかもしれませんね。

Photo:Naoto Otsubo[Portraitl]
Edit:Ryutaro Yanaka


【問い合わせ】
セイコーウオッチ株式会社 お客様相談室
0120-061-012
https://www.seiko-watch.co.jp/

カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-301-757
http://www.cartier.jp/

ジャガー・ルクルト
0120-79-1833
http://www.jaeger-lecoultre.com/

プロデューサー 栗原が選ぶ3本

ボーム&メルシエ「クラッシマ」

スイス製クォーツムーブメント、スティールケース、ブラックレザーストラップ、サファイアガラス、サイズ: 42mm、厚さ: 6mm、防水: 3 ATM (約30m) 10万5000円(税抜)/ボーム&メルシエ

プロデューサー、栗原の心を鷲掴みにして離さないのが、ボーム&メルシエの名作、「クラッシマ」です。

コストパフォーマンス。身もふたもなく聞こえるかもしれませんが、この時計を第一志望に上げる理由は、バツグンのコスパにあります。このクラッシマほど、コストパフォーマンスに優れた時計はそうそう見当たらないのではないでしょうか。

スイス生まれの賢そうな面立ちと文字盤の配色、そしてクオーツ時計の正確性。アリゲーターストラップを手首に巻き、価格表示の控えめな数字を見て、アナタは二度目の驚きを禁じ得ないハズです。

ボーム&メルシェの「クラッシマ」は、日本ではメジャーの部類に入る時計ではありませんが、そこがかえっていいではありませんか。腐っても鯛、猫も杓子も…のワナにハマることなく、このボーム&メルシェの「クラッシマ」を選ぶことは自己満足をもたらしてくれますし、賢そうな時計の面立ちが、軽薄に見られがちな私の短所を隠してくれそうです。

セコンドウオッチとしても活躍すること請け合いの、ボーム&メルシェのクラッシマ。ぜひそのコスパとブランドの持つメッセージ性を、あなたの手首で感じてみてください。

ロンジン「プレザンス ヘリテージ」

ムーブメント: Cal.L609(ETA 2892 / 2)自動巻、ブラウンアリゲーターストラップ、ピンクゴールドケース、無反射コーティングサファイアクリスタル、シースルーバック 、ブルースティール針、ケース径 Ø 34.00 mm / 38.50mm、3 気圧防水 40万3000円(税抜)/ロンジン

相棒。腕時計をそう評するのは、陳腐かもしれませんが、一片の真実ではありそうです。

ロンジンのプレザンスには、ひと目見たときに、そのデザイン性にノックダウンされました。すこしボテッとした印象がレトロ、かつシックで男心をくすぐります。バツグンの視認性を際立たせながらも、どことなく遊びと余裕を感じさせるではないですか。創業185年強、大規模なスポーツイベントの公式計時としても採用されているロンジン、だからこそのアイデアと技術が詰め込まれています。

アラビア数字の時間表示を指す青い針やサファイヤクリスタル。スケルトン使用のケースバックも見ていて飽きません。

サスペンダーが似合う相棒。たとえて言うなら、片山右京の左手首に巻かれていて欲しい。他人と被らなそうなのも、ロンジン プレザンス ヘリテージに惹かれる理由のひとつです。

ジャケ・ドロー「グラン・セコンド カンティエーム アイボリーエナメル」

自動巻き機械式ムーブメント(シリコン製ヒゲゼンマイ、ツインバレル 、18K レッドゴールド製ローター 、18K レッドゴールド(レッドゴールドケース)、高温焼成アイボリーエナメル 、手縫いアリゲーターストラップ、パワーリザーブ 68 時間、振動数 28, 800/時 、直径 43mm、厚さ 12.21mm、3 気圧防水 217万円(税抜)/ジャケ・ドロー

時間は滝のように流れ落ちるのか、それとも円環のようにループし続けるのか……。ジャケ・ドロー、グラン・セコンドのアヴァンギャルドなデザインを眺めていると、ふと時間について思惟をしている自分に気がつきました。なにを賢(さか)しらな! と自分に突っ込みを入れつつも、やはりこの時計に不思議な力があることは否めない事実です。

18世紀の懐中時計からインスピレーションを得た、ブランドのアイコン的モデルであるグラン・セコンド。12時位置の時分表示インダイヤルと、6時位置の秒表示インダイヤル。この二つが8の字を描いて交差する美しさ。私の友人は「ダルマみたいで素敵!」とセンスの欠片もない表現を用いていましたが、なんとなく縁起のよさも感じさせるから不思議です。

買うための理由を無数にこじつけらせることが可能なこのグラン・セコンド。いつか手に入れたい逸品です。

Photo:Naoto Otsubo
Text:栗P

【問い合わせ】
ボーム&メルシエ
03-4461-8030
http://www.baume-et-mercier.com

スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7351
https://www.longines.jp/

ジャケ・ドロー ブティック銀座
03-6254-7288
http://www.jaquet-droz.com/

着道楽 サトシーノが選ぶ3本

"着道楽“サトシーノが欲しい理想の時計は、流行に左右されない、一生使い続けられる普遍的なデザインです。流行好きで飽き性な私ですが、時計だけは別。仕事柄、さまざまな職業の方々に取材することが多いので、時計は第一印象を決める名刺代わりだと思っています。

今、私がずっと愛用しているのは、2本のロレックス(サブマリーナとデイトジャスト)ですが……。毎朝はめる前、仕事が上手くいくように願掛けして出掛けてます。ずっと一緒に戦っている友人のような存在です。今回は、いつか手に入れたい!と、ずっと憧れ続けている名品を中心に選んでみました。

カルティエ 「タンク ルイ カルティエ」

LM、クォーツムーブメント、18K イエローゴールド製ケース、パール状の飾り付きリューズにサファイア カボション、シルバーグレイン仕上げダイアル、ブルースティール製剣型針、ミネラル クリスタル、アリゲーター ストラップ、18K イエローゴールド製アルディロン バックル、3時位置にデイト表示。ケースサイズ:33.7mm x 25.5mm、厚さ:6.35mm。日常生活防水 101万円(税抜)/カルティエ Jean Luc Drigout © Cartier

“タンク”の特徴である美しいカーブを描く縦長のケース。この色っぽいフォルムに20代前半からずっと憧れ続けています。21歳のときショップ店長になった記念に、一生時計が欲しくてカルティエのショップでオススメされたのが最初の出会いでした。当時は予算がなくて、サントス ガルベを選びましたが……。あれから10数年経過。編集のお仕事に携わり、スーツを着るシチュエーションも増えてきて改めてこの時計が欲しいと思うようになりました。

しかし、スーツしか似合わないのなら勿体ないと思い、谷中先輩に相談したところ……。「タンクは、カジュアル付けでも全然OKでしょ」と、サラりと諭され、ますます買う気満々に(笑)。このイエローゴールドと茶ベルトのコンビネーションは、クラシックさの中にモードな一面もチラついて見えるんですよね。デキる男を演出してくれるタンク ルイ カルティエが、身分相応になるように日々精進したいと思います。(正直、まだまだ似合わないなあ〜笑)

オーデマ ピゲ 「ロイヤルオーク・オートマティック」

グレーダイヤル、自動巻き、ステンレススティールケース及びブレス、ケース径41mm 180万円(税抜)/オーデマ ピゲ

干場編集長の代名詞でもあるオーデマ ピゲの「ロイヤル オーク」は、まさに憧れの存在です。干場編集長はネイビーフェイスですが、私はもう少しモード感を加えたくて、グランド・タペストリー模様のグレーを選びました。「アガリの1本」として、買いたいと思っているこの時計の魅力は、スーツから水着までシチュエーションを問わないシンプルなデザインであること。一体化したブレスレット、それに特徴的な八角形のベゼルによって完成された芸術性の高いデザインが見るものを魅了し続けます。身につけた途端に背筋がシュッと伸びる……。ラグジュアリー時計の役割は、そんな「オトナの男としての自覚」を呼び覚ますスイッチだと思います。

最初は、背伸びしていると思われても良い。「いつか絶対に似合うオトナになってやる!」という自分の強い意志を後押ししてくれるのが、ロイヤルオークなんです。憧れを憧れだけで終わらせない! いつか、これを絶対手に入れたいです。もちろん、似合うための日焼けも忘れずに。

ダニエル・ウェリントン 「クラシック ブラック コーンウォール」

日本製クオーツ、ナイロンストラップ、ケース径 36mm、3気圧防水 2万円(税抜)/ダニエル・ウェリントン

「今すぐに時計を手に入れたい!」そう思ったとき、すぐに買えるリアルな価格とミニマルなオトナのデザインで人気のダニエル・ウェリントンを思いつきました。中でも、一番欲しいのはクラシックコレクションのオールブラックです。日常生活防水付きなので、最近はまっているボクササイズジムとか、大好きなロックフェス用として身に付けたい! 汗で汚れたりしてもナイロンストラップなので、取り外して簡単に手入れできるのも嬉しいポイント。

ラグジュアリー時計は、落としたり盗られたりするリスクがあるので、使い分けに最適です! モッシュやダイブなどで壊れても大変ですしね(笑)。何より2万円台という気軽に買える価格設定が良い。お洒落を楽しむブレスレッド代わりの時計として持っていたいエコラグな1本です。

Photo:Naoto Otsubo[Portraitl]
Text:Satoshi Nakamoto

【問い合わせ】
カルティエ カスタマー サービスセンター
0120-301-757
http://www.cartier.jp/

オーデマ ピゲ ジャパン
03-6830-0000
https://www.audemarspiguet.com/jp/

ダニエル・ウェリントン 原宿
03-3409-0306
https://www.j-connection.jp/fs/jcstore/c/danielwellington

編集長 干場が選ぶ3本

昔は、男の腕時計は究極の2本があればいい!と思っていました。1本は、タキシードやスーツに似合うドレスウォッチ。2本目は、カジュアルなスタイルに似合うラグジュアリースポーツウォッチ。でも、この2本は究極のミニマムな2本であって、もっと幅があったって良いと思っているんです。なぜなら大人の男は、人生経験が豊富で、深みや幅があるほうが楽しいはずだから。そのほうが話してて楽しいし、素敵なオジサマになると思うんですよね。

以前、フィレンツェに訪れたときに、セレクトショップの名店「タイ・ユア・タイ」の当時オーナーだったフランコ・ミヌッチさんのご自宅を取材で見せて頂く機会がありました。その際、ミヌッチさんの完成されたワードローブを隅から隅まで見せて頂いたんですが……。その中には、もちろん腕時計もあって……、カゴの中に無造作にゴロンゴロンといろいろな腕時計が入っていたんです。

それこそ、パテック フィリップにはじまり、A.ランゲ&ゾーネ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ・ピゲ、ロレックス、ジャガー・ルクルト、ジラール・ペルゴ……。錚々たる機械式腕時計はどれも名作ばかりだったのですが、どれもジャンルが違うんですね。クラシックな2針のドレスウォッチ、ヴィンテージウォッチ、ダイバーズウォッチ、ヨットが似合うラグジュアリースポーツウォッチ、クロノグラフがついたクラシックカーをモチーフにしたウォッチ、遊び心のある70年代のデジタルウォッチ、アートウォッチ。その時は、無造作に集められているように思えたんですが、後から気付いたのが、これってフランコ・ミヌッチさんのライフスタイルの幅なのかも知れないということ。

そう! フランコ・ミヌッチさんが格好良くて、素敵に見えるのは、洋服のセンスはもちろん、それまで生きてきた歴史や幅があるからだったのです。

男の腕時計のラインナップは、その男のライフスタイルの幅であり、もっと言うなら男の生き様でもあるということ。

そんな中、今の自分の腕時計のラインナップを思い返してみたところ……。う〜、いかん。ラグジュアリースポーツウォッチと日常時計と、遊び時計のジャンルばかり。かたよってるな〜! 全然、幅がない(笑)

僕に必要なのは、タキシードという、ある種、男の一番のハレの舞台に必要な腕時計だったのか……。

パテック フィリップ「カラトラバ

手巻きムーブメント、キャリバー215 PS、スモールセコンド、ラージ・スクエアのハンドステッチ・アリゲーター・バンド、カラーはブリリアント・ブラック、サファイヤクリスタル・バック、3気圧防水、ローズゴールド使用、直径36mm 235万円(税抜)/パテック フィリップ

ヴァシュロン・コンスタンタン「パトリモニー

手巻き、パワーリザーブ 40時間、ピン・バックル、3気圧防水、直径40mm、厚さ6.7mm 205万円(税抜)/ヴァシュロン・コンスタンタン

A.ランゲ&ゾーネサクソニア・フラッハ

手巻き、パワーリザーブ 72時間、18Kホワイトゴールド、直径37.0mm、高さ5.9mm 171万円(税抜)/A.ランゲ&ゾーネ

ということで、この3本の中から最高のドレスウォッチを買おうと心に決めました。タキシードに似合うということは、最高のダークスーツにも似合うはず。この3本は、甲乙つけがたいので、じっくり悩んでみたいと思います。あ! でも、じっくり悩んでいると人生終わっちゃう。思い切って、買ってしまおうかな。皆さん、どれが良いと思います???

Text:Yoshimasa Hoshiba

【問い合わせ】
パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
03-3255-8109
http://www.patek.com/

ヴァシュロン・コンスタンタン
0120-63-1755
http://www.vacheron-constantin.com/

A.ランゲ&ゾーネ
03-4461-8080
https://www.alange-soehne.com/

「こじラグ ヤナカが選ぶ時計とは?」

「プロデューサー 栗原が選ぶ時計とは?」

「着道楽! ラグジュアリー担当のサトシーノが選ぶ時計とは?」

「編集長 干場が選ぶ時計とは?」



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