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FOOD 昭和なアニキのアニ散歩

第47回 アディダスのタバコと「磯村屋」の三色焼きそば

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昭和気絶するならオールド・ヨコハマがイイネ!

名品スニーカーの色味に惚れこんでいる。ニューバランス1300であればグレーだし、やはりオリジナルカラーはいつの時代も色褪せることがないオーラを放っているもの。

アディダスの名品タバコは、正に全体がタバコ色の同系色なルックスがグッとくる。ブラウンスウェードシューズは全身ブラックでサラッと履き、愛するィヨコハマへ。

横浜市営地下鉄の阪東橋駅辺りは、一般的な港町ヨコハマとは異なるエリアだ。俺を引き寄せる昭和遺産なオールド・ヨコハマがそこにはある。地元民に愛される横浜橋通商店街に吸い込まれていく昼下がり。


中華の立飲み屋で一杯ひっかけたいところだが進む。


気になって進めない。この商店街はアニ散歩の宝庫なのだ。


まだまだ昭和は続くよ、どこまでも。


一本路地を入ると鶴橋的で完全にアジアな市場もあったりして……DEEPヨコハマだ。


昼から盛り上がっている立飲み屋で自然と足が止まる。この先には旧赤線エリアがあるが、別の機会に裏散歩ということで。


横浜橋通商店街が終わると、わずか30mほどの三吉橋通商店街が始まる。長すぎる後に短すぎるネ、ィヨコハマ!


昭和なエリアには絶滅寸前の大衆演劇が根付いているもの。三吉演芸場を横目に見ながら、さらに進む。


中村川の三吉橋を渡る。この川はその昔、開港後に外国人居留地の出入りを制限するために作られた人口の川なのだ。ブラタモリなら、ここで専門家が登場しそうだが俺は1人で、ひたすら進む。


さらに、やるせないムードの中村町三吉橋通りを進む。


ここもヤバいなあ~すでにアニ散歩5回分はまとめ撮りできるが、手抜きせず進むのだ。


取材拒否で有名なフライ屋。間違いなく呑んでしまうこの佇まい。まだ営業していない昼間でよかった……。


やっとたどり着いた磯村屋。昭和の染みついた暖簾をくぐる。

完全に時が止まっている……。完全な昭和遺産だ。


おでんと焼きそばのみのストイックなメニューにグッとくる。焼きそばと書いてないのもクールだぜ。


おでんはセルフサービスが磯村屋スタイル。


男に迷いは禁物だ。


いつものマイ・スタンダードにしてみる。


ちくわぶとハナコンニャク。


美味すぎる! セルフおでんイイネ! イイネ! イイネ!


ちくわぶに、やや甘みのある出汁が染みまくっている。ちなみにハナコンニャクとは横浜だけのおでんで独特な食感が、これまた妙に美味い。ダブルでギザギザだぜ。


「磯村屋」と言えば、元気なおばあちゃんが焼いてくれる焼きそばだ。見ているだけで昭和気絶しそうだ。やさい、ポテト、にく、玉子とトッピングが選べ、カレー味にもカスタマイズできる。


ポテト、にく、玉子の三色焼きそば大盛400円! 安すぎる!


おばあちゃんと世間話しながら、いただく至福の時。


強烈に美味すぎる! 存在しているだけで昭和遺産な空間で奇跡の一品だ。おばあちゃん愛気絶……三色ヨコハマ昇天! ウマイーーーネ! おばあちゃん、いつまでも元気で長生きしてくれ~


店を出て気の向くままに散歩してみると、これまたスーパー昭和遺産な角打ち酒屋を発見。


マジで昭和にワープしてしまったかと疑う昼下がり。強烈にシブすぎる!呑みたい!しかし俺は行かなければいけない。いつか必ずここでのオールド・ヨコハマな角打ち散歩を誓う。そして俺はクレイジーケンバンドのあの名曲を口ずさみながら「赤星」を探しに野毛へと向かった。


アディダスのタバコ。オリジナルは1978年にリリースされ当時サーファーに絶大な人気を誇った名作。スウェードで茶色のスニーカー言えばこの一足だ。半透明なガムソールがクラシックなディテールで細身のラストも美しい。これは数年前にオリジナルカラーで復刻されたもの。

Photo & Text:Eiji Katano

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今回のアニキおすすめの店


「磯村屋」
神奈川県横浜市南区八幡町4
Tel. 042-261-0956
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140306/14009912/
営業時間  10:00~17:30 
   定休日  水曜・木曜

プロフィール
片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない48歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島とイタリア。プロレスに行くと、なぜかマスクをかぶって観戦したくなってしまう。



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