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BUSINESS SONY元社員の艶笑ノート

SONY元異端社員の艶笑ノート「タダ」でさせてくれたゲーセンの熟女

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「彼女はいるの?」

「いるわけないじゃないか。こっちに出て来たばかりなんだし」

「今度連れてきなさいよ」

「だから、いないって言ってるじゃないか」

「ふうん。でも女には気をつけなさいよ。顔だけにとらわれちゃダメよ。付き合うなら性格のいい子にしなさい」

初対面のぼくに向かって、彼女は最初からこんな話をしてきた。ゲームをしている(実際はトイレを借りにきた)だけなのに、何でそんなことまで言われなきゃならないのかとぼくは思った。クレジットを幾つも入れてくれたので、失敗してもまた次のゲームが遊べ、全然終わらない。彼女は、高そうな香水を漂わせながら、ぼくの隣に立って話しかけてきた。

この時、ぼくはすでにペット売場の多岐川裕美のことが好きだったが、夢はどうやら叶いそうにないことにも気づいていた。



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