1日に20000語はしゃべりたい！女子のお喋り欲とは？

人間、生きていればいろんな不満はあるもの。日々の不満を女性が吐き出し始めたら……面倒くさくても聞く？ 男だって受け止めてほしいよ！と思うでしょう。まあまあ、少し話しを聞いて下さい。その“受け止め方”には、男女差があるようです。

ミツヨ「聞いて～！旦那が全然話し聞いてくれないの。帰宅するとすぐテレビ観ちゃってさ」。
マリ「あるある。うちも土日はゴルフが多いから平日夜ちょっと話すくらいかも」。
ミツヨ「聞いてほしいことたくさんあるんだけどね」。

 

●オンナの話しが長いワケ
女性は1日に2万ワード吐き出さないとストレスがたまるため（感性リサーチ代表黒川伊保子氏談）、毎日話したがる生き物のようです。とりあえず、聞く側は共感しながらただ聞くだけでOK。本人が求めなければ、解決策もオチもいりません。（参考：共感しないでどうするの ）

そして、“女性の話しの長さ”は男性にとって面倒だなと思うことがあるでしょう。長くなる理由は、男性は「結果が大切」なのに対し、女性は結果以外の過程や感情など含めた周辺環境まで必要な情報として取り込むから。より強い男を選んで子孫を残す本能の流れでしょうか、いろんな側面から状況を判断するために情報量が多くなるのでしょう。そのうえ、知り得たことは大切な人とは細かく共有したいと思うため、どうしても話しが長くなるのです。

ナツコ「ウチは週に2、3回30分は2人で話す時間をつくることにしてるよ〜」
ミツヨ「それ恵まれてる！うらやましい」。

「おいおい、今そうやって女同士で吐き出しあってるからいいじゃないか！」と思う方もいるかもしれません。でも女性同士の話しって、共感型ゆえ多数派に意見が流されたり、マウンティングがあったりで意外と吐き出せないこともあるんです。何より、心を許した相手に聞いてもらう方が満たされ感があるので、旦那や彼に些細な事でもシェアしたいと思うのです。

 

●仕事場でも同じ
オフィスでも、女性をうまく管理できる人は、話しを聞く時間をとってくれている傾向があるのをご存知でしたか。それも業務中でなく、すこしリラックスして話せるランチタイムや給湯室、休憩時間などの隙間時間を利用します。要点だけ聞くのでなく、長い話（といっても、彼女たちにとっては大切な話し）を自由に話してもらう。そうすると女子たちもスッキリして、「この人わかってくれている！」と感じるのです。

このときも、複数名でなく、できたら1：1で。上記の通り、複数名だと女性は他人の意見につられることが多く、言いたいことを言えないから。言いやすい環境があり、あなたの前で話すことができれば、信頼の距離も縮まっていいのです。もし職場に気にかかる女性がいたら「最近どう？」なんて、うまく声をかけてみては。（セクハラにならないようさわやかにね！）

ナツコ「夫婦で話す時間っていっても、お酒飲みながらのたわいない話よ」。
ミツヨ「それがいいんじゃない。コミュニケーションとれてるからそんな話でもいいのよ」。
ナツコ「そうかもね。ほとんど私の話を聞いてもらってる感じだけど。主人も素で話してるから、なんか思ってることわかっちゃうかも。ふふふ」。
マリ「私もそんな時間作ってもらおうかなぁ～！旦那の好きなワインでも買って帰ろうかな！？」

男性は本音を吐き出すとスッキリし、女性は量を吐き出すとスッキリする。話しを聞くにしても男女差がありますから、もし、パートナーが不満を吐き出し始めたら、じっくり時間をかけて聞いてあげるのがよさそうですヨ。

 

土屋亜津子
アロマ＆カラーリスト。アロマテラピーや色彩心理、パーソナルカラーを通じて、OL・読者モデル向けに、ビューティーセミナーやお茶、イベントを2005年から定期的に開催。1万人以上と接する中で、女子・女性の本質や法則を分析。企業から「女性の意見」を求められることが増え、女性マーケティング事業に携わる。