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JR西荻窪駅で再会を果たすが・・・

ところが翌日、彼女から電話が掛かってきた。
もうそれっきりだと思っていたのでぼくはびっくりした。
「これから飲みに来ない?」
そう言われて前の日の記憶が蘇り、すっかりその気になって指定された場所に飛んでいった。

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©gettyimages

待ち合わせはJR西荻窪駅だった。
現れた彼女はお花見の時にまして美人だった。前日は暗かったことと酔っていたせいでちゃんと見ていなかったが、びっくりするほどの美人だった。こんなことがあるのかと思った。年はもう30代半ばだったが、二十歳そこそこのぼくにとって、そんな美人の熟女と飲むことで自分が大人になったような気がして得意げな気分になった。
居酒屋ではお花見でのことを話ながらひとしきり飲み、店を変えようかとなった時、「ウチに来ない?」と彼女は言った。
二十歳そこそこの男がその誘いを断れるわけがなかった。



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