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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine

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照明が落ちるとあたりは一瞬真っ暗になったが、目が慣れてくると、やがて薄ぼんやりとまわりが見えてきた。
あちこちで怪しげなことがはじまっているのが見えた。
それが何かはすぐにわかった。

くどいようだが、当時の花見とはそういうものだった

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©gettyimages

今の時代は、そういうことにすぐ目くじらを立てる人が増えてしまったが、当時はそんなのはよくあることで、珍しくも何ともなかった。
というよりは、当時の花見とはそもそもそうした事を期待して行くものだったと言ってもよかった。

まわりで始まった怪しげなことにつられたせいか、それとも本当に酔っぱらっていたせいか、彼女はぼくにもたれかかってきた。知り合ってまだ1~2時間のエリートの女がこんなふうになるのは、まだ少年だったぼくにはとにかく刺激的で、真っ暗だったことも手伝って、相当興奮し、それなりにイヤラシイこともしたことは白状しておく。



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