世界中からオシャレ猛者たちが集まる、メンズファッションの見本市『PITTI UOMO（ピッティ ウォモ）』。編集部員のサトシーノがパパラッチした男たちの着こなしのポイントを、干場編集長のコメントと共に紹介します！ 今年のSS、一番かっこいい 男は誰なのか。どこよりも早いPITTI SNAPを、今季の着こなしの参考にしてください。
トーン オン トーン達人の脱力テクニック
干場コメント：「普通でいいのよ、普通で」をテーマにしている『FORZA STYLE』編集部としては、引き算していたり、上質な洋服をさらっと、さり気なく着こなしている大人を探しているんですよね。
今回は何も言うことなし！ 200点。終了。いや、だってそうでしょ。僕がクチネリさんの着こなしに対して、点数なんてつけられないよ。恐れ多くて。でも、やっぱり計算され尽くしているし、さり気ない。このグレーのトーン オン トーン美しいなぁ。間違いなくトーン オン トーン10段だよね。いや、トーン オン トーン11段かな（どっでもいいわ！）。さらに“脱力ラグジュアリー”の極みみたいな人だよね。多分ジャケットやパンツだって、すごい上質な素材使ってると思う。パンツはプリーツが入ってる優雅なモデルだと思うけど、上手く力が抜けてるんだよね。
例えば、インナーがポロシャツで、しかも前をガバって開けてないのも好感持てるし、スニーカーでハズしてるのも、クチネリさんすごい素敵だなって思うところ。あとは、チーフにピンクを挿したり、トーン オン トーンを極めたからこそできる計算された脱力具合が憎いよね〜。
あと、フラワーホールに付いてる、イタリアの功績を残した人に送られる労働功労賞“カヴァリエーレ・デラ・ヴォーロ”のピンバッチ。欲しいなぁ～。僕が知る限りトッズのディエゴ・デッラ・ヴァッレさんとロロ・ピアーナさんも付けてたかな？ これがあるのとないのだと、全然着こなしの重みが違う。そういう意味も含めて
今回は300点。（出た！ぶっちぎりの最高得点）
次のオトコに乞うご期待！
Photo：Satoshi Nakamoto
