貧血で死ぬことも?貧血の本当のところ...。
死に至る病が原因の「貧血」もあるって、知っていましたか? 働き盛りのFORZA世代にも「隠れ貧血」の恐怖が忍び寄っているって、知っていましたか...?
「貧血」のまま女性が妊娠すると、胎児に精神遅滞や発育不全などの影響があるって、知っていましたか? 「貧血」って、実は女性だけではなく男性にも多いって、知っていましたか?
そう、「貧血」とはれっきとした病なのです。しかし、あまりに多くの人が「まあ、貧血って体質みたいなもんだよね」くらいにしか考えていない...これ、大問題です!
「貧血は病である」。それは裏返すと「治療できるものである」「改善できるものである」ということ。今回はそんな「貧血」を軽視することの恐ろしさについて、著書「貧血大国・日本」を出版された、山本佳奈先生にお話しをお伺いしてきました。
西内:山本先生、本日は宜しくお願いします。著書にあったチェック項目、ほとんど当てはまっていました。8項目中、7項目も当て待っていました!「胃の切除の経験がある」以外、全てです...。
貧血チェックリスト
・疲れやすい、眠っても疲れがとれない
・階段で息切れする
・爪が弱くなり、割れる、へこむ
・顔色が悪いといわれる
・飲み物などに入っている氷を食べてしまう
・生理の時の出血量が多い
・胃の切除の経験がある
・食事の偏りがある、肉を食べることが少ない
山本:それは、貧血の可能性がかなり高いと思いますよ。その他に、フラつきがあったり、イラつきがあったり、毎日憂鬱だったりしますか?
貧血チェック! イラつきや憂鬱な気分は?
西内:はい! よくフラフラしますし、イライラしますし、毎日が憂鬱で仕方ありません!
山本:貧血かもしれませんね。そうだとしたら、放っておくと大変なことになります。
西内:実際に病院の血液検査でも「貧血気味ですね」と言われるんです。私、あまりに体の不調が多くてしょっちゅう「もうすぐ死ぬのではないか」と思い病院にいくのですが、結果はいつも「ただ貧血気味なだけ」なんです。お医者様もそれをそれほど重大なことと見ていないようで、特に治療法を提案されたこともありません。
軽視されがちな「貧血」という病
山本:問題はそこなんですよね。私が本著を執筆するキッカケも、まさに「貧血が軽視されている風潮に問題がある」と感じたからなんです。でも、実際問題「貧血」はよほどのことがない限り死に直結する病気ではないので、やはり他のガンや白血病などの「死に直結しやすい病気」の治療が優先され、貧血の治療は後回しにされてしまうというのが現状なんです。
西内:まあ、死ななければ良いのですが...。でも実際に死ぬこともあるんですよね?
貧血で死ぬことはあるのか?
山本:稀ですが、亡くなることもあります。というのも、...