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FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
FASHION 干場の「エコラグ」

第8回 インコテックスのグレーパンツ

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エコラグ-Hoshipedia 「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

絶対に持つべき“エコラグ”の中核アイテム、
インコテックスのグレーパンツ

働き盛りのビジネスマンにとって、持っていなければいけないアイテムのひとつがグレーのパンツです。ビジネスに欠かせない白やライトブルーのシャツ、ネイビーやブラック、ブラウンのタイ、ネイビーやブラック、ブラウンやベージュのジャケットなど、合わないものを見つける方が難しいほど完璧なユーティリティ プレイヤーだからです。

とにかく1本持っていると重宝する便利なパンツなのですが……、最終的にはライトグレー、ミディアムグレー、チャコールグレーの3段階の濃度違いで、さらには春夏、秋冬で素材を変えて計6本持つことをお勧めしたいです。とはいえ、いきなり6本揃えるのはハードルが高いという方もいらっしゃると思います。とあれば、まずは春夏用と秋冬用の素材で、グレーの中でも一番汎用性の高いミディアムグレーを2本購入することをお勧めします。もしもその次に揃えるなら、春夏用にライトグレーを1本、秋冬用にチャコールグレーを1本揃えていただき4本に。ひとくちにグレーとはいっても、やはり季節に似合うグレーがあります。冬の寒い時期に薄いグレーを着るのは寒々しく見えますし、逆に夏の暑い時期に濃いグレーを着るのは暑苦しく見えるのです。ですので、徐々に揃えていただき、最終的に6本揃えていけば“エコラグ”のワードローブとしては完璧なのです。

では、ここからはグレーのパンツの選び方についてレクチャーします。グレーのパンツを購入する際に1番重要なことは、なんといっても素材です。洋服も料理と同じように、やはり素材が良くなくては、本当に美味しいものを作ることはできません。ですから、春夏であれば通気性が良く涼しいサマーウール。秋冬であればカシミア混であったり、ややフランネルのようなウールを選べば、つねに心地よく穿きこなすことができます。そして、パンツも頻繁に穿き、酷使しがちなアイテムですから、できるだけ目が詰まっている丈夫な素材を選ぶことが大切です。目が詰まっていると、丈夫なだけでなく、クリース(折り目)が綺麗に残り、膝も出にくいのです。ですから、なるべく打ち込みのしっかりした生地を選びましょう。インコテックスでは、最近「トラベラーズ」というラインのようにストレッチが効いた出張用のトラベルシリーズも豊富にリリースされていますので、出張や旅行など移動の多い方には、そんなタイプを選ぶことをお勧めします。

さて、最後はシルエットのお話。シルエットは、裾に向かって細くなるテーパードラインのものを選ぶと良いでしょう。裾をダブルに仕上げる場合はダブル幅4.5cmを基本として、身長が180cmを越えている方なら5cm、165cmなら4cmにアレンジしてみると良いでしょう。裾幅も基本は19cmと言われていますが、最近ではもっと細くなっているものも出てきています。例えば、17cmぐらいの裾幅に仕上げれば、今どきなモダンなシルエットで穿きこなすことができるのです。ちなみに干場の場合は、身長177cmなので、裾幅17cmで、ダブル幅4.5cmに仕上げています。

とにかくベーシックで汎用性が高く、シンプルかつ美しいスタイルを形成するのに欠かせないのが、このグレーのパンツです。早めに6本揃えて、究極のワードローブを完成させてみてはいかがでしょうか?

Photo:Yasuhisa Takenouchi
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。



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