インコテックスとザノーネの
進化型ワードローブに注目
ジャージー素材の美脚パンツやざっくりニットといったいわゆる“楽チン”アイテムは、40男にとって、もはやなくてはならないワードローブです。実際に心地よく着られるだけでなく、装いにこなれ感が加わるわけですから、これほど便利で重宝するものはありません。
とはいえ、着心地の良さは言わずもがな、今求められるのはそれをどれだけスタイリッシュにこなせるかということ。楽チン素材でも、こだわるべきは、より上品なシルエットにあるんです。そんな観点から、今年の必需品を探すと、
やはりイケフォーにはおなじみの「インコテックス」と「ザノーネ」という実力派イタリアブランドに行き着きます。
前者は美脚を世に広めたパンツ専業ブランドの筆頭でもありますが、今季は楽チンな穿き心地もさらに追求しています。コットンとウール、そしてナイロンを程よくブレンドすることで、ハリがあっても柔らかな肌触りを巧みにアレンジ。
それゆえ最新の細身ストレートパンツは、センタークリースが綺麗に入れられて、それでいてまるでスウェットを穿いているような感覚も味わえるという、まさにイケフォーの理想をそのまま体現しています。そんな素材感でありながらルーズさが皆無の美脚シルエットという意匠は、なかなか真似できません。

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インコテックスの細身ストレートパンツ。コットンウールにナイロンを混紡したジャージー素材は、ノンストレスの穿き心地。おなじみの美脚は、センターク リースがしっかりと入ってこそ際立ちます。マーベルトとポケットスレーキはドット柄のオリジナル生地、ウエストにはドローコードを装備。3万6000円 (税抜)
加えて後者が提案するニットは、小さめショールカラーが登場しました。こちらはリブをあえて設けないジャケット風のルックスがキモ。ざっくりローゲージでユルく着られるニットらしさもアピールしつつ、あくまでジャケット的に活用できるように、ハリのあるボディで仕上げています。
こんな楽チンなだけじゃない美麗なシルエットのパンツやニットなら、例えばタイドアップしたシャツにも、ユルめのカットソーにも合わせられます。リラックスカジュアルの守備範囲も格段に広がりますよね。イケフォーライフに今すぐ加えたいワードローブだと思いませんか?


こちらはザノーネのショールカラーニット。カウチンのような意匠でもリブを設けないことでジャケット感覚で着られます。ウールとアルパカ、アクリルを絶妙に混紡することで、型崩れしないボディに仕上げています。アンコンジャケットを羽織るように普段の装いに取り入れられるのがポイントです。各7万8000円(税抜)
Text:Shigeo Hasegawa
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