川崎:違う!! 夫婦とは助け合う関係なの。夫婦ってね、敵だらけの世間を共に生き抜くサバイバルバディ(相棒)なの。まず信頼と愛を育て、ともに生きていく相棒なのよ。あなたと妻の間にあるのは、不信と支配じゃない? もし、このまま年老いて、あなたが退職して収入がなくなり、病気になったら、あなたはどうなると思う?
直人:あ、それはいつも妻から「施設にぶち込む」と言われています。だから健康でいないと。
川崎:……(絶句)。すごい言い方だね。施設に入るにも、あなたは妻からの束縛で、友達もいなくなっており、入居費用だって心配じゃない? だってお金は妻が管理してるんでしょ? いざとなった時に、「ない袖は振れない」ってことになるかもしれない。
直人:言われてみるとそうですね。でも、妻がいたから、我が子を育てることができた。僕が妻の束縛に我慢ができるのは、息子といっしょにいる時間が楽しく、成長を見守れるということもあります。
川崎:ちょっと思ったんだけど、奥さん、息子のしつけにも厳しいんじゃない?
直人:どうだろう……でもよく、手は上げています。「ほめて育てる育児」は僕も反対なので、妻の「厳しく育てる」というポリシーには賛同しています。息子は今、幼稚園に行っているのですが、妻はテストの結果や、工作や絵が上手にできたかどうかなどは、よく見ているみたいです。
ただ、やめてほしいのは、妻がよく「〇〇君の方が上手だった」と息子を怒ること。僕は、成長は人それぞれだと思うので、他人と比べるのはやめてほしい。さらに、「よーちゃんが上手に書けないと、ママは恥ずかしい」などと言うのにも、もやっとくるんですよね。
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