ちょっと箱根まで蕎麦、食べに行かない?
セントジェームスと言えば、ボーダー柄のバスクシャツが有名。無地も合わせやすくて1年中着ている。完成されたシルエットとフレンチ感が軍パンとの相性バツグンなのだ。そんな隠れた定番でちょっと箱根まで。
まずは箱根湯本の駅前をブラブラし温泉街の雰囲気を楽しむ。
俺が目指す蕎麦屋は箱根湯本駅の裏を流れるこの川をひたすら、ただひたすら歩かなければたどり着けない。
20分ほど歩き温泉の源泉所が見えたらもうすぐだ。
坂の上にやっと見えてきた。あともうすぐ……。
ひっそりと佇む昭和な山小屋風だが、ここに絶品蕎麦があるのだ。
手作り感のある窓ガラスのビニールがいい感じだ。名水が流れている箱根だからこそ味わえる隠れた名店の「箱根暁庵 本店」。箱根には有名店がいくつもあるが俺はいつもここと決めている。
迷わずいつもの天せいろを注文。
せいろはダブルにするのがアニスタンダード。
美しすぎる。「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の三たてでなければいけない。
蕎麦つゆに半分までつけ一気にズズーーッと音をたてて食すべし。
ウマすぎる!二八蕎麦気絶……ずっとそばにいたい昇天!香りとコシが素晴らしい。箱根観音沢の名水を使用したこだわりの絶品だ。
天ぷらもいい仕事をしている。
まずはエビちゃんを塩でいただく。強烈に美味い!
ホクホクなイモちゃんもヤバウマ。天せいろを食べる時は、蕎麦は蕎麦つゆで、天ぷらは塩と天つゆで分けて食べる。せいろは蕎麦本来の旨味を味わいたいからだ。
蕎麦湯は、最初にそのまま飲み、その後に蕎麦つゆに入れ味わう。ゆっくりと時間の流れる箱根で最高のひとときだった。
「箱根暁庵 本店」のとなりには明治の元老、山縣有朋公ゆかりの「箱根暁亭」がある。
美しい庭を眺めながら蕎麦御膳を楽しめるが、残念ながら営業時間が終了していた。
ちなみにロマンスカーTVCMのロケ地でも使用された素晴らしい有形文化財だ。いつかゆっくりとここでも食事してみたい。
「箱根暁庵 本店」の営業時間は短く、平日は4時間半で土日祝は5時間だ。俺は美味い蕎麦屋はそういうものだと思っている。熟練した蕎麦職人が、その日に挽いて打つわけだから長時間営業できるわけがない。
都内にも有名な蕎麦屋はある。確かに美味いが、名水が流れる土地で食す蕎麦は格別だ。ぜひ箱根を訪れる際はこの隠れ家で「ズズズーッ」と音を立て、一気に味わってくれ。
セントジェームスの無地バスクシャツ。ボーダーとは一味違うソリッドな着こなしができる隠れた名品。一枚ではもちろんのこと、Tシャツやポロシャツの上にも重ね着できるスグレモノ。洗って着こむ程になじむ永遠のスタンダードだ。
Photo & Text:Eiji Katano
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今回のアニキおすすめの店
「箱根暁庵 本店」
神奈川県足柄群箱根町湯本茶屋182-7
Tel. 0460-85-6763
https://tabelog.com/kanagawa/A1410/A141001/14001533/
営業時間 平日 11:30~16:00
土・日・祝 11:00~16:00
定休日 水曜
プロフィール
片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない48歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島とイタリア。プロレスに行くと、なぜかマスクをかぶって観戦したくなってしまう。