赤羽でレッド・ウィングを履き、「時代おくれ」を歌う理由
馴染みの「まるます家」ではついジャン酎を飲みすぎてアニ気絶したが、散歩は続く。
ここ赤羽では飲む度に新しい出会いと発見がある。スマホでなんでも調べることができるこの時代に、あえて自分の本能だけを頼りに飲み歩いてみるのも悪くない。
時には情報が少ないほうが予期せぬ出会いがある。新しい酒場では常連客の飲み方をよく見て、店のルールを守ればいいだけ。それが粋なダンナというもの。
酒場で培った直感を信じ、思い切って新しいドアを開けてみる。心地よい緊張感の中で、どう溶け込んでいくか。初めての酒場では自分の現場力が試されるのだ。
10年以上履き続けているこのレッド・ウィングはエイジングされ、世界にひとつしかない自分だけのブーツになっている。
そんな相棒と気の向くまま、スマホを触らずほろ酔い気分で散歩する時代おくれの男に俺はなりたい。
Text: Eiji Katano
Movie: Issei Matsui
\\\ 2018年11月23日アニクルーズ開催決定!!! ///
アニクルーズ11/23(金)祝日出航
「東京の海は気絶な色やね」 限定40名
フリードリンク&ブッフェスタイルで2時間のクルーズパーティ
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「まるます家」
東京都北区赤羽1−7
Tel. 03-3901-1405
営業時間 9:00~21:30
定休日 月曜
プロフィール
片野英児(かたのえいじ)
1968年生まれ。昭和とメンズ服飾を愛してやまない48歳。小誌編集長の干場(ほしば)がアニキと呼んだことから、いつしかアダ名がアニキに。趣味は、スナックで昭和カラオケ。呑みすぎると、歌いながら、なぜか干場と泣き合う熱き男。好きな場所は軍艦島とイタリア。プロレスに行くと、なぜかマスクをかぶって観戦したくなってしまう。