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干場の究極ワードローブ! キーワードは"エコラグ"
第114回 サンタ・マリア・ノヴェッラのオーデコロン

2016.9.21
2016.9.21

古都フィレンツェが 生んだ、香りの芸術

今年6月にピッティ・イマージネ・ウオモの取材でフィレンツェを訪れた際、滞在先のホテルが市街地中心部のサンタ・マリア・ノヴェッラ広場のそばだったんです。サンタ・マリア・ノヴェッラといえば、世界最古の薬局として知られていますが、そのきっかけはサンタ・マリア・ノヴェッラ教会の前身となったドミニコ修道院で始めた製薬活動でした。現存する最古の処方は1931年。この年に当時、消毒効果があると信じられていたローズウォーターが販売されたそうです。

そんな歴史ある場所ですから、せっかくなんで立ち寄ってみました。ずっしりと重い扉を開けると、その向こう側にはフレスコ画に彩られた天井と大理石のアプローチが広がっています。15年ぐらい前、『LEON』の編集者時代に取材しに来て以来、久々の訪問でした。現在の販売ホールは、もともと修道院内部の教会として使われていたスペースで、14世紀に建設され、1848年に大改修されたもの。さながら19世紀建築美術のミュージアムのようです。

そんな観光気分のモチベーションだったんで、特に目当ての品があったわけではなかったのですが、どうせだったらと思って買ったのがこのオーデコロンです。これまでもユリやシガーの香りをもっていたんですが、どうもクセが強すぎて使いずらかったんです。でも、『LEON』編集部在籍時にポプリをいただく機会が多くて、それは気に入って車のダッシュボードや自宅のクローゼットなど、生活空間の要所要所に置いていました。そんなことを思い出して、店頭でスタッフにポプリの香りのオーデコロンがないか聞いてみたんです。そしたら、あったんですよ。

いままで、なぜそれに気付かなかったのかが不思議なぐらいですが、この香りはやっぱりなんだか安心できるんですよね。フィレンツェの丘から採集された草花や植物の実、松ヤニなどを数カ月テラコッタの壺で熟成させる過程で誕生する、すごく癒される香りです。芳醇でスパイシー。そして、まったく嫌味な感じがしない。ヨーロッパの歴史とともに歩み、メディチ家、ナポレオン、王侯貴族たちに愛されてきた、独特の高貴な雰囲気を備えています。芸術の街、フィレンツェだからこそ生まれたであろう、文化や思想を内包しているのも、サンタ・マリア・ノヴェッラの魅力ですよね。

Photo:Ikuo Kubota(owl)
Text:FORZA STYLE

エコラグ-Hoshipedia
「エコラグ」とは、エコノミック・ラグジュアリーの略。economic luxury。極めて経済的だが、上質さやエレガンスは失わないスタイルの意味。「多くの粗悪なものより少しの良い物を」という干場の哲学により生まれた造語。腕時計や靴・鞄、スーツのように長い年月使えるものは高額でも、白シャツや白無地のTシャツのように常に白いまま清潔に着たい消耗品は、高額なものよりもコストパフォーマンスを重視するというスタイル。パテック・フィリップの腕時計やジョン・ロブの靴と、カミチャニスタやデッコーロの白シャツ、GAPの白無地のTシャツは干場にとっては同じ。一点豪華主義とも違う。干場が敬愛するブルース・リー先生が提唱した無駄を排した最短の動き(エコノミック モーション)で相手を倒すジークンドーのように、経済的で盛り過ぎない、かつ無駄のないシンプルで上質なスタイルを指す。

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